俳句添削道場(投句と批評)

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さるすべる木肌がつるりさるすべり

作者 覇帝  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

猿も滑るほどのツルツルした木肌を表現しました。

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「さるすべる木肌がつるりさるすべり」の批評

回答者 なお

覇帝さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。確かにサルスベリの木は、木登り上手な猿も滑りそうなほどツルツルですね。
私も初めてこの木の名前を教えてもらったときには、よくぞ名付けたなぁ、と感心したものでした。
その日に俳句を作ったとしたら、私も同じような句を作ったでしょうね(笑)。

御句については、先の方々がとても丁寧な解説をしてくださっていますから、私からはちょっと違うことを。
正直、まだサルスベリ(百日紅)の花の季節ではないですが、真夏にはとてもきれいなピンク色の花を咲かせます。
日本は有難い国で、四季がはっきりしており、四季それぞれに違う花が楽しめます。
春にはたくさんの花が咲きますが、真夏に咲く花というのは結構少ないのです。朝顔やひまわりはすぐに思い付きますが、では木に咲く花は?そう、サルスベリはその代表例です。

ぜひ今度は、サルスベリの花を「百日紅」として詠んでみてください。待ってますよ!

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「さるすべる木肌がつるりさるすべり」の批評

回答者 げばげば

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★★★★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

御句。さるすべりの名の由来は「さるがすべりそうなほど木肌がつるつるしている」ということから来ているようです。ということは、さるすべり、という言葉が出てきただけで、そういう木肌の様子などは季語の中に含まれていて俳句をやってる人はみな想像します。その季語と重複することを改めて説明する句にならないように避けるというのが、俳句においては結構重要だったりします。

ちなみに、さるすべり、は「百日紅」と書くくらいで、梅雨時期から9月まで暑い暑い季節の中を「100日くらいも美しく咲き続ける」ということが季語の本意に近いのではないかと私は認識しています。なので、名句の中には

百日紅この叔父死せば来ん家か/大野林火(もし叔父が亡くなるとこの家には人は集まらなくあるのだろうか、変わらずこの百日紅は盛り続けるのだろうけど。)

百日紅町内にまたお葬式/池田澄子(美しく赤く咲き続ける百日紅と町内に喪服の葬列。この暑さの中で死にゆく命と煌々と赤い命が町に同居している。)

さるすべり辞令束なす半生よ/五味靖(さるすべりは夏真っ盛りから秋風が吹き出すころも赤く咲き続ける、その永い花時とは自分の半生に見立てているようだ。)

というように、長い花時との対比や共感から詠まれることが多いのです。
季語って実は、これまでに100年~300年詠まれてきたたくさんの句によって蓄積された共通の認識や理解(本意)というものがあって、それを理解して詠んでいくということが結構大切だったりします。

覇帝さん、もし少し俳句を詠むことに興味を持ったーとなったなら、ぜひ歳時記を見てみて下さい。そこに、季語について、そして例句が載っています。そういうのを詠んでみて、この季語ってどういう季語なんだろうなあと想いを馳せると、俳句を読むことも詠むことも楽しくなってくると思います(^^♪

ぜひ2句目もたのしみにしてます!

点数: 2

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「さるすべる木肌がつるりさるすべり」の批評

回答者 秋沙美 洋

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こんにちは。

サルスベリはその名の通り、木登り上手な猿でさえも滑ってしまうほど滑らかな樹皮である事から、サルスベリと呼ばれています。
御句は17音使ってサルスベリの事を説明しているだけに過ぎず、これは初心者さんがやりがちなパターンです。

ひとまず「百日紅 俳句」で検索すると、俳人達がこれまで詠んできたサルスベリの句が多く出てきます。まずはそれらを参考に、自分の句とどう違うか観察してみる事をオススメします。

点数: 0

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「さるすべる木肌がつるりさるすべり」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。はじめまして。
初心者さんですね。季語を使うことと、五七五はできています。

御句は「サルスベリ」という【木の名前】の由来の説明ですね。
ご本人は最近、サルスベリの木を初めて見たんでしょうか?
たしかに「おお、木の皮がなくてツルツルだ」と感動したのかもしれません。

ただ、この木のことを知っている人にとっては「サルスベリ=猿がすべるほどつるつるの木」なのは当たり前のことなのです。辞典や図鑑にも載っていますし。
なので「図鑑に書いてあることを説明されてもなあ・・・」なのです。

また、「木がすべすべ」なのは一年中です。
木の説明をするのではなく、季語「百日紅」【夏の花の季語】を使って何か詩を届けよう、というのが俳句です。

大雑把にわけて
「百日紅の花の、誰も気づいていないようなことを語る」(←こっちの方が難しい)
「百日紅の花と、百日紅とは関係ないことを組み合わせる」
という二通りの方法があると思います。
そこから先のことは、げばげば様のコメントをごらんください。

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