俳句添削道場(投句と批評)

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鳥の巣や一匹の虫ひからびて

作者 葉月庵郁斗  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

実景で鳥の巣は見たことないのですが
鳥が巣立ちをした後に食べ残した
虫が哀れに死に絶えている様を
詠みました。
ご指導よろしくお願いします。

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「鳥の巣や一匹の虫ひからびて」の批評

回答者 卓鐘

こんにちわ

やで切れると、遠目からの鳥の巣全体をおもいますからね。その中に戻るのに迷いがでる。
助詞は「を」ではなく「に」でしょう。をは、布団を眠るくらいの違和感。そこに固定、永続するばあいはにですね。

ただし、に〜二、三匹でおわると、この「に」はたんに「で」よりましくらいで、単に場所を示すことばになってしまうのでいまいち。
にをつかうなら、動作の帰着的としてのにを使い、に〜ひからびぬと、動詞でおわりたい。またその場合、鳥の巣によってという意味もちょっとでる。

鳥の巣とひからびた虫の生死の対比は素晴らしいと思います。

鳥の巣に虫の腑干からびぬ

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「鳥の巣や一匹の虫ひからびて」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

◆鳥の巣を説明している形なので、切れ字「や」の効果があまりないですね。
 場所を表す助詞「に」。これが適当だと思います。
 他に「を」「の」など別の助詞も入ります。
◆「一匹」の数詞はあまり効いていないと思います。複数あっても感慨があまり変わらないので。
 「一匹」と強調したために、虫の死骸が句の主役になってしまっているような気もします。
◆「ひからびて」という、経過を説明することばが要るかどうか?
 この言葉は残せそうな気もしますが、わたしの腕では難しい。

自分の過去の句から表現を拝借して・・・

・鳥の巣に虫の欠片の二つ三つ

点数: 1

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鳥の巣を虫一匹は干からびて

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

映像の焦点が鳥の巣よりも虫に傾いている印象を受けました。「鳥の巣や」で切れを入れた事で、「ひからびて」の後に鳥の巣の映像が残りません。
つまり鳥の巣の句というよりも、干からびた虫の句になってしまっている感じです。
「鳥の巣や」よりも「鳥の巣を」だと思います。

提案句、語順と助詞だけ手を加えたパターンです。

点数: 1

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「鳥の巣や一匹の虫ひからびて」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句。
新しい命が育まれる鳥の巣と死にゆく虫はいいですねー。取り合わせるなら、ひからびて、より虫、かなあ。
鳥の巣やひからびてゐる虫のひとつ

でも、虫が強くて鳥の巣の存在がなくなるので、やはり秋沙美さんの「鳥の巣を」でしょうかね。
なかなか狙いが味わい深いくでしたーー。

点数: 1

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添削対象の句『鳥の巣や一匹の虫ひからびて』 作者: 葉月庵郁斗
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