俳句添削道場(投句と批評)

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それぞれの笑顔こぼれる寒桜

作者 佐渡  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

公園の一角にもう寒桜が咲いていました。
散歩する人はみな笑顔で花を見上げていました。

それぞれみんな違う気持ちで花を見たではないかと思いました。

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「それぞれの笑顔こぼれる寒桜」の批評

回答者 なお

おじさん様、こんにちは。
御句拝読しました。
いい句ですねー。寒桜、ひと足先に咲きますね。見上げる人たち、みな笑顔。わかります。光景が目に浮かびます。春ですね。

いくつかお伝えします。
まず季語については、皆さんおっしゃっています。難しいですよね。

次に、重要な部分を占める「それぞれに」のこと。
私は昨年秋に、次のような句をここに投稿しました。
「思うこと人それぞれに芋煮会」
芋煮会がお題でした。この時の私の句意は、「芋煮会というものに対する思いは、このサイトのコメントでもさまざまで、本当に人それぞれなのだな」というものでした。ですので、おじさん様のように、寒桜を見てそれぞれの笑顔、というのとは、少しニュアンスが違います。ですがこの拙句を引き合いに話を進めます。
拙句への反応はお褒め半分、あとは、「人の思いがそれぞれなのは当たり前」「それぞれ、は手垢がついている」「季語が動く」が半分でした。
これらはみな、貴重なご意見で有難いものです。確かに、人の考えは誰一人として同じであることはあり得ません。例えば、誰でも健康で平和な生活を望みますが、その内容や程度はまさにそれぞれです。
ですから、寒桜に限らず、例えばこの時期であれば卒業、入学、あるいは夏休みもクリスマスも正月も、みな人それぞれなのです。
ですので、「それぞれの」で詠むと、私もそうしたからとてもよくわかりますが、俳句では「またか…」となりがちです。
それよりも、自分の、あるいは特定の誰かの表情や思いで詠んだほうが、独自性が出ていいのではと思った次第です。

偉そうに長々と失礼しました。おじ(い)さんどうし、一緒に頑張りましょう!

句の評価:
★★★★★

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「それぞれの笑顔こぼれる寒桜」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

寒桜は冬の季語です。
この時期は普通に「桜」なのでは・・・早咲きではありますが。

言いたいことは伝わるのですが、この句は下五の季語の部分に、きれいなものなら何でも入ってしまいますね。上五中七が曖昧で漠然としすぎている、というのもあります。

上五中七が「寒桜」を立てているか?
季語が「寒桜」で良いかいいかどうか?
どちらも、再検討の余地がありそうです。

・早咲きの桜に笑顔こぼれけり
・それぞれの笑顔こぼれる花見かな

点数: 0

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それぞれの笑顔こぼれる花見かな

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

上五中七の措辞などまだまだ平凡な内容ではありますが、先に投句されたご自身の句と比較して、良くなっていると思います。寒桜が下五で力強く着地しています。
寒桜に強いこだわりがあるのでしょうか?普通に、「桜」または「花見」で詠んだ方が「笑顔こぼれる」という措辞に合っていそうですが。

点数: 0

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「それぞれの笑顔こぼれる寒桜」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

イサクさんはさらりと提案替えされてますが、上五中七が、寒桜の花の咲く様子を笑顔が咲くと比喩的に詠んでるつながりにも見えるのです。
なので、花見や、桜に、という形が適しているのかと思います。
季語が動く問題も実景なので、あまりグイッとは言えませんが、たしかに、花でなくても、しもか下五が動物でも食べ物でも成立してくるので、寒桜である説得力は薄れます。ここまで来るとかなりレベルアップトークになります!

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添削対象の句『それぞれの笑顔こぼれる寒桜』 作者: 佐渡
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