「フェンスへとはりつきしままぼたん雪」の批評
回答者 なお
こんにちは。イサク様、いつもお世話になってます。
次の句が出たのでもういいだろうと再登場してきました。御句の解釈について、私は他の方々とは違う読み取りをしていたようですので、それをお伝えしようと思ったからです。
皆さんは、「ぼたん雪がフェンスの網目にはりついている」という光景と読んでいらっしゃいます。イサクさんの句意もおそらくそうでしょう。
しかし私は、作者がフェンスにはりついてぼたん雪の降るのを見つめている、そんな光景だと思いました。
その姿勢は、フェンスに身体の正面(胸側)をはりつけている光景であったり、後ろ(背中)をくっつけていたりで、どちらとも言えません。
その人が何のためにそうしているのかはわかりませんが、もしかしたらその視線の先(フェンスの向こう)に、思う人がいるのかもしれない。あるいは、その人はもういないが、心の中には永遠に生きていて、降る雪を見つめながら思い出しているのかもしれない。
そんな光景をお詠みになったのかと思いました。それで、「なごり雪のようだ」と申し上げたのです。
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一物のような二物句。気がついたらもう晩冬ですね。
音数の問題で助詞に無理が出ています。
「外壁にはりつきしままぼたん雪」この方がいいのはわかっています。