「蓋開けし今こそ香れ冬至風呂」の批評
回答者 なお
こんにちは。茶秋様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。虚子にならって係り結びに挑戦とはすごいですね。よく勉強なさっておられて敬服します。
ただ、「開けし今」の違和感は私も感じました。「開けて今」ならいいですね。
でも私はそれよりも、初句の「蓋開けてたちのぼる香や冬至風呂」が好きですが。
点数: 1
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作者 ちゃあき 投稿日
要望:厳しくしてください
回答者 なお
こんにちは。茶秋様、いつもお世話になってます。
御句拝読しました。虚子にならって係り結びに挑戦とはすごいですね。よく勉強なさっておられて敬服します。
ただ、「開けし今」の違和感は私も感じました。「開けて今」ならいいですね。
でも私はそれよりも、初句の「蓋開けてたちのぼる香や冬至風呂」が好きですが。
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回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています!
御句。チャレンジっていいですね。
係り結び難しいですね。
虚子の句は、
木曽川が今きらりとひかってるなあ!!/空を鳥が渡っているよ。
2カットになってる感じで、それによって、渡り鳥に向けて木曽川が光ってるような、そんな光景が見えました。
御句は、
蓋を開けた今香ってるんだなあ!!/冬至風呂。
中七でカット切れる感じなのに、下五も上五中七と同じ冬至風呂の続きになってるのと、開けし、は過去形で、今、とつながる感じが違和感ありでした。
冬至風呂蓋を開ければ香りをり
蓋開けて香のたちのぼる冬至風呂
こういう句意ですよね。散文的になってしまった。蓋をあけるのが、香についての説明感が漂うからかもしれません。
点数: 1
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回答者 イサク
おはようございます。
結果的に一物句なので、「こそ~けれ」を入れるのが難しい形ではないかと思います。
一物句の難しさは「類想句・説明句を避けにくい」ことなのですが、この句も季語「冬至風呂」を説明してしまっている形になっています。
「蓋を開けたので香る」という原因結果感、理屈感も漂います。
「開けし今」の文法的な違和感はげばげば様の指摘どおりですね。
虚子の形を真似するならば、例えばの二物句として季語の位置を変えて
・柚子風呂の今こそ香れ手足揉む
点数: 1
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
虚子の 木曾川の今こそ光れ渡り鳥 を参考にして、初めて係り結びの句を作ってみました。ご意見よろしくお願いします。
初句・蓋開けて立ちのぼる香や冬至風呂