俳句添削道場(投句と批評)

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糊代をちとはみ出せり十月尽

作者 げばげば  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

七月尽から読み始めて、十月尽。十月尽はあまり季語としては使われてないのかなあ。

みなさんご意見をよろしくお願いします。

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「糊代をちとはみ出せり十月尽」の批評

回答者 なおじい

こんにちは。げばげば様、いつもお世話になってます。
拙句にいつもコメント有難うございます。

御句の「十月尽」という季語につきまして。私は、げばさんより先に、しりとり句で十月尽を使わせていただきました。
そうした立場上(?)、私もコメントさせていただきます。

しりとりは、頭の二文字が「ちる」で、
「チルドレンここぞ試練の十月尽」などと置かせていただきました。
これは、安倍チルドレンの議員さん達が、10月31日の衆院選で淘汰されるぞー」という意味でした。
十月尽には、もはや夏の名残はなくなり本格的な冬に向かっていく、という厳しさも含んでいるとは思いましたが、私の駄句は単に選挙の日付としか機能していませんでした。

その点、げばさんは、もう少し奥深いところまで考えていますよね。
「糊代から少しはみ出る」ということと十月尽の関係はよくわかりませんでしたが、それが二物ということなのだろうと思いました。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「糊代をちとはみ出せり十月尽」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

季語研究部(独自研究)
◆「○月尽」には「去り行く季節を惜しむ」という意味が込められ、「惜春」と「惜秋」と同じく「三月尽」と「九月尽」しか使われていなかった。
◆夏の終わりを意味する「水無月尽」も発生。
◆太陽暦の採用や、太陽暦四月を頭とする日本の社会活動定着により「○月尽」の意味が変わり、他の月にも波及した。
(「五月晴」が「梅雨の晴れ間」から「梅雨前の良い天気」へと意味が変わってしまったのと同様)

二月尽 太陽暦で冬の終わり
三月尽 旧暦の春の終わり、太陽暦で期変わり
四月尽 太陽暦で春の終わり
五月尽 太陽暦で五月の終わり
六月尽 太陽暦で六月の終わり・四半期変わり
七月尽 「水無月尽」の傍題で、夏の終わり
八月尽 太陽暦で八月の終わり
九月尽 旧暦の秋の終わり、太陽暦で期変わり

一月、十~十二月は歳時記への採用が見当たらない。

点数: 2

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糊代に少しはみ出し十月過

回答者 よし造

句の評価:
★★★★★

私の考えるいい意味での普通の俳句なので分かりやすく好きなタイプの句です。最近よく使われている「糊代」を読み込んだのもいいと思いました。
私が気になったのは3点。十月尽を季語として使えるのかということ、「ちと」というのは口語なので避けた方がよくないかということ、これは間違っているかもしれないですが、糊代の方にはみ出したのでないかということ。
掲句はこのあたりを考えて作ったものです。

点数: 1

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「糊代をちとはみ出せり十月尽」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

げばげばさん、「砥部の鉢」句の感想ありがとうございます。

御句について。というより、「十月尽」という言葉について思うところを書かせていただきます。

・音数的に六音になる語をわざわざ使う必要性があるか
・読み手に共通の感覚を期待できるか

あまり使われないのは、こういうところではないかなと。
三月尽や九月尽だと、新暦なら四半期の区切り、旧暦なら春・秋を惜しむ、といった感慨でしょうが、十月尽には何を思うのでしょう。

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

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「糊代をちとはみ出せり十月尽」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。
季語のことだけ書いて他のことを忘れていました。
あれは完全に独自研究なので、ご参考程度に。

まず、生活の件、佳作掲載おめでとうございます。
日曜結果発表は初めてなのでは。油断していました。
ポスト中級と比較して人選の幅が幅広いので、人の句を見ているとちょっと迷うところがありますね。

御句、季語かどうかの問題は置いておいて。
糊代といえばはみだすものなので、もう一息何かがほしいですね。あとは十月尽をとりあわせる意味でしょうか・・・

・糊代を飛び出す糊ぞ十月尽

点数: 1

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「糊代をちとはみ出せり十月尽」の批評

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

「十月尽」僕はアリだと思います。なんだろう、十月が終わってしまう寂しさ、これからいよいよ本格的な寒さが訪れる憂鬱、など色々な感慨を内包してくれる言葉ではないでしょうか。

そして「糊代」という言葉ですが、単に糊を塗るための場所という意味以外にも
『人や組織が柔軟に融通を利かせることのできる範囲のたとえ。遊び。ゆとり。「糊代が広い」「住宅ローン返済に糊代のある資金計画を立てる」(引用:weblio辞書)』という慣用句的な意味もあります。
御句の「糊代をちとはみ出せり」は、むしろ慣用表現の意味合いが大きいのかなとも思いました。

点数: 1

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「糊代をちとはみ出せり十月尽」の批評

回答者 卯筒

句の評価:
★★★★★

げばげばさま、ハロウィーンの句のコメントありがとうございます。
知人宅でツタンカーメンのマスクを被ったブリーフ一丁の息子君が猫を追い回しているかなりカオスな光景でした(笑)

点数: 1

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