母の手の温みに梨の甘かりき
回答者 秋沙美 洋
こんにちは。
「老い母」の件は既に他の方より上がっているので一旦置いときます。
むしろそれ以上に問題なのは、梨よりも圧倒的に「母の手の温もり」の方へ句の比重が傾いている点です。
原句だと、視覚(梨を剥く母)や触覚(手の温かき)に音数を割いており、肝心の味覚情報がかなり薄いです。
何を描き何を描かないか、この辺りを整理していくらか再考出来ると思います。
点数: 0
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
作者 長谷機械児 投稿日
回答者 秋沙美 洋
こんにちは。
「老い母」の件は既に他の方より上がっているので一旦置いときます。
むしろそれ以上に問題なのは、梨よりも圧倒的に「母の手の温もり」の方へ句の比重が傾いている点です。
原句だと、視覚(梨を剥く母)や触覚(手の温かき)に音数を割いており、肝心の味覚情報がかなり薄いです。
何を描き何を描かないか、この辺りを整理していくらか再考出来ると思います。
点数: 0
添削のお礼として、秋沙美 洋さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 イサク
こんばんは。こちらの句、コメントしたつもりになっていました。
私も「老い母」の使い方は気になります。
「老い」は動詞「老ゆ」の連用形、あるいはその名詞化なので、
俳句で前例もあるようですし、「老い武者」などの用例もありますが・・・
御句、そのまま読むと、梨を剥く母の手に触れているかのようです。
コメントによれば「梨に残る体温」でしょうか?
そちらに寄せた方が詩になりますね。
・剥く母の温みを残す梨を食ぶ
点数: 0
添削のお礼として、イサクさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 負乗
長谷機械児さん、今晩は😐
この句の趣意は分かりましたが、措辞上、大きな問題があります。
まず「老い母」は、文法上ヘンですよね。ここは「老いし母」ではないですか…
さらに、文意からは、"梨を剥いている母の手が温かい"と読めます。
コメントから察するに、"剥いた梨が(微かに)温かい"ですよね。
「手直し」句は、上五字余りに、なりますが…
字余りを避けるとすれば、
「老母剥く梨のほのかに温かき」
とか…
点数: 0
添削のお礼として、負乗さんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句、みなさんのおっしゃる通りで、
梨を剥いている母の手が温かい、と読みました。その読みで十分味わい深かったんでですが。
梨のぬくもりなら、ちょっと詠みがかわるやもですね。
イサクさんの語順、提案、いいですね(*^^)
点数: 0
添削のお礼として、げばげばさんの俳句の感想を書いてください >>
回答者 なお
こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。
御句、剥いてもらった梨を通して、お母様の、体温だけでなく愛情も伝わってきますね。
私は「老い母」はやめて、「老ひし母」、或いは単に「母」だけでもいいと思いました。
・母の手の温もり残す梨食べる
点数: 0
添削のお礼として、なおさんの俳句の感想を書いてください >>
優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
お題の出た平日の朝、起きがけの即吟3回目(今後も続けられるかどうかは…頑張ります)。
説明を要するほどの句意も無いような。言葉を付け足すならば、「手の温かき」を知るのは、剥かれた梨に若干温さを感じたことから、といったことくらいか。
内容的に、別にリンゴでもいいような気はします。梨の方がみずみずしいから、「老い母」との対比としていくらか分があるかな、という程度でしょうか。