俳句添削道場(投句と批評)

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梨を剥く老い母の手の温かき

作者 長谷機械児  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

お題の出た平日の朝、起きがけの即吟3回目(今後も続けられるかどうかは…頑張ります)。

説明を要するほどの句意も無いような。言葉を付け足すならば、「手の温かき」を知るのは、剥かれた梨に若干温さを感じたことから、といったことくらいか。

内容的に、別にリンゴでもいいような気はします。梨の方がみずみずしいから、「老い母」との対比としていくらか分があるかな、という程度でしょうか。

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母の手の温みに梨の甘かりき

回答者 秋沙美 洋

こんにちは。

「老い母」の件は既に他の方より上がっているので一旦置いときます。
むしろそれ以上に問題なのは、梨よりも圧倒的に「母の手の温もり」の方へ句の比重が傾いている点です。
原句だと、視覚(梨を剥く母)や触覚(手の温かき)に音数を割いており、肝心の味覚情報がかなり薄いです。
何を描き何を描かないか、この辺りを整理していくらか再考出来ると思います。

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★★★★★

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「梨を剥く老い母の手の温かき」の批評

回答者 イサク

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★★★★★

こんばんは。こちらの句、コメントしたつもりになっていました。

私も「老い母」の使い方は気になります。
「老い」は動詞「老ゆ」の連用形、あるいはその名詞化なので、
俳句で前例もあるようですし、「老い武者」などの用例もありますが・・・

御句、そのまま読むと、梨を剥く母の手に触れているかのようです。
コメントによれば「梨に残る体温」でしょうか?
そちらに寄せた方が詩になりますね。

・剥く母の温みを残す梨を食ぶ

点数: 0

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老母剥きし梨のほのかな温もりよ

回答者 負乗

句の評価:
★★★★★

長谷機械児さん、今晩は😐
この句の趣意は分かりましたが、措辞上、大きな問題があります。
まず「老い母」は、文法上ヘンですよね。ここは「老いし母」ではないですか…
 さらに、文意からは、"梨を剥いている母の手が温かい"と読めます。
コメントから察するに、"剥いた梨が(微かに)温かい"ですよね。
「手直し」句は、上五字余りに、なりますが…
字余りを避けるとすれば、
「老母剥く梨のほのかに温かき」
とか…

点数: 0

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「梨を剥く老い母の手の温かき」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、みなさんのおっしゃる通りで、
梨を剥いている母の手が温かい、と読みました。その読みで十分味わい深かったんでですが。
梨のぬくもりなら、ちょっと詠みがかわるやもですね。
イサクさんの語順、提案、いいですね(*^^)

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「梨を剥く老い母の手の温かき」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。長谷機械児様、いつもお世話になってます。

御句、剥いてもらった梨を通して、お母様の、体温だけでなく愛情も伝わってきますね。

私は「老い母」はやめて、「老ひし母」、或いは単に「母」だけでもいいと思いました。

・母の手の温もり残す梨食べる

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