俳句添削道場(投句と批評)

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運動会親の涙と子の笑顔

作者 お七  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

運動会で我が子の走る姿やダンスをする姿を見ていると、なぜか涙が溢れてきます。そんな思い出を詠んでみました。ご指導よろしくお願いいたします。

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「運動会親の涙と子の笑顔」の批評

回答者 なお

こんにちは。お七さん、いつもお世話になってます。

御句、ちょっとコメント出遅れてしまいまして、すでに、いつものことながら、他の方々からいいコメントがたくさん寄せられています。

私もお七さんの心境はよ〜くわかりますと前置きしたうえで、重複したりしなかったりするかもしれませんが、コメント置かせていただきます。

御句は、ちょっと感情に流れてしまいましたね。気持ちはわかるのですが情景が浮かびません。いや、もちろん、ここまで書かれては、子を持つ親としてはそれぞれがそれぞれに色々の場面を思い出すでしょう。
それこそ、
・運動会よくぞここまで育ちけり
というところですよね。
それは、運動会でなくても学芸会でも卒園式でも同じことです。

でもそれでは、なんだか問題提起しただけで事例も具体策も示さないようで、お七さんも本意ではないでしょう。
ここは一つ、お七さんがこの俳句のように思った場面を具体的に詠んでみましょう。「ウチの子ったら、◯◯なのに笑っているんですよ。もう、私なんか涙が出てしまって…」という、◯◯のところを伝えましょう。
提案句、本当に一例ですが、
・運動会無事にゴールを走り抜け
・運動会ビリのわが子に大拍手

今回は「親の涙と子の笑顔」で、色々なことを思い出す契機となりましたが、逆の、「親の笑顔と子の涙」だとしたら、これはこれで別の思いがあるでしょうね。負けた子を優しく励ます親の顔という感じで…。

句の評価:
★★★★★

点数: 2

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「運動会親の涙と子の笑顔」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、すごくよくわかりますー。
私も自分の子ども関係なく、人の子でも泣いて泣いてしまいますね、学芸会とかでも。私はどんなシーンでなくのか。ダンスをやっているときにどや顔で親の方ちらちら見てるところだろうか。こけた子を助けてあげるところだろうか、いろいろあると思います。
私の場合は、子どもが体育係りで、ただ、トラックから走る子がはみ出ないように三角コーンの横で徒競走の間、座っておくだけの担当の係りなんですけど、ただただ、しっかりと座って役割果たしていて、その姿にうわー役割全うしてるーって泣けてきて、あの座ってる姿写真撮っといてーって言ったのを覚えています(*'▽')句にするのは難しいですけど。

こんなにいろいろな光景が運動会にもあるじゃないですか、だからどの光景を切り取ったかが大事なんですよねー(^▽^)/

先にもコメント出ていましたが、
できれば「涙」や「笑顔」という言葉を使わずに、これは泣いているんじゃないかな、子どもは笑顔なんじゃないかなと思わせる光景を描写するのが望ましいですね。
哀しいとか嬉しいとかという言葉を使わずに行きたいということと同じ印象です。

例えば「秋の空」という季語には澄み渡った、どこまでも高い吸い込まれそうな空の様子の中にちょっともの悲しさを感じるという共通の認識があり、その「秋の空」という季語に託して、もの悲しいという言葉を使わずにそこはかとなくその気持ちを読み手に想像させたいという叙景詩的ニュアンスがあると思っています。

そういう意味では今回も「運動会」という行事の季語の持っている共通の認識。
あの秋の澄み切った空の下、万国旗が吊られて、ピストルが鳴って、子どものアナウンスがぎこちなくて、BGMは陽気で活気があるけど、だからこそどこか懐かしくもの悲しくて、親と子のふれあいや家族の想いであったり、成功と失敗であったり、、。そんなものがこの季語にちゃんと詰まっていると思います。なので、「運動会」という季語の力で、涙とか笑顔とかは想像できるのです。だからこそ、どういう光景だったのか、どういうシーンを切り取ったのかが読みたいなあと思うという印象です。詠み手はどのシーンに感慨を持っているのか、あーー、そこかー、なるほどー、なのか、目からうろこなのか、なるほど、そうそう共感なのか。

お七さんの句がストレート過ぎて面白みがないのではないのです(^▽^)/その1シーンを切り取っていこうと思うと、句がリアリティを持つということなのかなと思います(^▽^)/

点数: 3

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「運動会親の涙と子の笑顔」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

ちょっとだけ厳しめになりますが・・・

1点目。
中七下五「親の涙と子の笑顔」ここの表現がかなり散文的・説明的じゃないでしょうか・・・?
描写のようでいて、「言葉で語っているだけ」になっていると思います。
助詞「と」も、損をしている要因だと思います。
この要素と対比をそのまま使うなら、例えば
・運動会親は涙し子は笑ふ

2点目。
運動会で「子の姿を見て親が泣く」というのはかなりありふれた表現になります。
ご自分の手元に残す俳句ならば問題ないですが、他人に見せる俳句では、そういう「お涙ちょうだい」をぐっとこらえて、描写に徹した方がよいと思います。
ご自身が泣いてしまったシーンを、「涙」「泣く」と言わずに切々と描写するのが良いかと思います。例えば
・吾子走り三位になった運動会
・最下位の子の必死さよ運動会
・運動会変なポーズが一人いる

点数: 2

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「運動会親の涙と子の笑顔」の批評

回答者 はや

句の評価:
★★★★★

分かりますー。
私はあまり泣いたりするタイプではないのですが、子どもの運動会の入場行進から何故かうるっときてました(笑)いや泣いてませんよ。
涙と笑顔の組み合わせはよく分かるのですが、子の笑顔をより具体的なシーンにするのはどうかなと思いました。
運動会親の涙に笑う子ら
わーお母さん泣いてるー。あはは、大人のくせにー。ってかんじです。親の気持ちを知らない無邪気な子どもたちの図。
参考までに。

「六歳の…」へのコメントありがとうございました。お風呂は全然広くないです、むしろ狭いですが、狭いお風呂にぎゅうぎゅうになりながらもわいわいやってます(笑)

点数: 1

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「運動会親の涙と子の笑顔」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。お七さん、いつもお世話になってます。

御句、ちょっとコメント出遅れてしまいまして、すでに、いつものことながら、他の方々からいいコメントがたくさん寄せられています。

私もお七さんの心境はよ〜くわかりますと前置きしたうえで、重複したりしなかったりするかもしれませんが、コメント置かせていただきます。

御句は、ちょっと感情に流れてしまいましたね。気持ちはわかるのですが情景が浮かびません。いや、もちろん、ここまで書かれては、子を持つ親としてはそれぞれがそれぞれに色々の場面を思い出すでしょう。
それこそ、
・運動会よくぞここまで育ちけり
というところですよね。
それは、運動会でなくても学芸会でも卒園式でも同じことです。

でもそれでは、なんだか問題提起しただけで事例も具体策も示さないようで、お七さんも本意ではないでしょう。
ここは一つ、お七さんがこの俳句のように思った場面を具体的に詠んでみましょう。「ウチの子ったら、◯◯なのに笑っているんですよ。もう、私なんか涙が出てしまって…」という、◯◯のところを伝えましょう。
提案句、本当に一例ですが、
・運動会無事にゴールを走り抜け
・運動会ビリのわが子に大拍手

今回は「親の涙と子の笑顔」で、色々なことを思い出す契機となりましたが、逆の、「親の笑顔と子の涙」だとしたら、これはこれで別の思いがあるでしょうね。負けた子を優しく励ます親の顔という感じで…。

点数: 1

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