俳句添削道場(投句と批評)

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立秋や朝刊の手にやはらかし

作者 かぬまっこ  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

この句は「通販生活」で佳作に入りました。残念ながら「人」選ではありませんでした。
その理由を考察してみました。
おそらく類想類句なのだと思います。この様な発想でこの様な詠みの句は沢山あるのかもしれません。夏井先生はそういった句は「並」とするようですね。

最新の添削

「立秋や朝刊の手にやはらかし」の批評

回答者 知世

いつもお世話になっております。
台風の句、運動会の句の添削ありがとうございました。
添削後の句の方がずっと洗練されてますね。

俳句生活、最近知ったのですがとてもハイレベル…選に残るだけでもすごいと思いますしこちらの句も良い句ですね。
同じテーマの句として挙げられている「立秋と知る朝刊の匂ひかな」。
こちらの句はおそらく新聞の「立秋」の文字で初めて今日が立秋の日であると知り、途端に世界が急に輝き出し新聞の匂いも特別に感じる…そんな瞬間なのかと。
季語とそれ以外の部分がとても響き合っているなあと思います。
比べた時にかぬまっこ様の句はややその響き合いが感じられない気がします。
立秋の朝の爽やかさや、特別な思いで新聞の手触りを感じているのだろうなというのは十分分かるのですが。
句単体で見ると普通にレベルが高いと思います。

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

「立秋や朝刊の手にやはらかし」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

提案してみても人選に入れるや否やがわかりませんが・・・
御句、語順がわかりにくくなっていませんでしょうか?
「朝刊の手」ってなんだろう?と思ってしまいました。

・立秋や手に朝刊のやはらかし
・立秋の朝刊や手にやはらかし

その程度で「人」に上がるのかどうかはわかりません。

私は生活では「落花」で佳作止まりでしたが、掲載されなかった二句のうち一句はたぶん類想ではないはずなのでなんとも・・・ただ、その時の反省がその後の作句にかなり影響を与えています。
(あーでも「蟷螂」「蓑虫」やばい・・・)

点数: 2

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「立秋や朝刊の手にやはらかし」の批評

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。かぬまっこ様、いつもお世話になってます。
御句、何かの賞をお取りになったとのことでおめでとうございます。

僭越ではありますが、道場ですので感想と提案句などを置かせていただきます。
私は初読で、「朝刊の手?なんのことだ?」と思いました。そのあとが「にやはらかし」とひらがなになっていたのでなおさら意味が取りにくかったこともあります。
よく読めば「手に朝刊の柔らかし」という意味ですね。イサクさんの提案句で、理解できました。
賞の評価が不本意だったようでしたが、それはイサクさんがお答えになって、いい句になったと思いました。
ところが、卓鐘さんのご紹介の星詩乃すぴかさんの句、「立秋と知る朝刊の匂ひかな」これはさらにすごい。敬服しました。
僭越ながら、同じ立秋の朝刊をお詠みになっていても、ちょっと違うと思いました。どうかお気を悪くなさらないでください。

私が新聞社だったら、匂いのほうを推すでしょう。仕事が印刷や出版に関係していますので、紙やインクの匂いから秋の気配を感じとってくださったことを嬉しく思ったからかもしれません。いや、掲載のニュースからでしょうか?

点数: 2

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「立秋や朝刊の手にやはらかし」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

ぶっ飛んだ発想や思いがけない言葉の方が、人選以上には選ばれやすそうですよね。
でも時々、普通の光景の丁寧な描写で選ばれていたりするのでそう言うのはすごいなぁと思います。

「立秋」と「朝刊」はイメージ近いかもしれませんね。
人選には、
「立秋と知る朝刊の匂ひかな 星詩乃すぴか」なる句がありました。
この違いは何か考えるといいヒント(まぁ特定の選者による主観ですので、それが句の良し悪しと直結するかは確実ではないですが)

結果論かもしれませんが、「手にやはらかし」という感触より「朝刊の匂い」の方が実感がこもってリアリティーがあるかもしれません。(結果を知ってみているので、定かではないですが。)

点数: 1

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「立秋や朝刊の手にやはらかし」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

御句、やはり佳作でも人選でも、選ばれるレベルの句までになってくるとやはり佳句だなという印象が立ってしまって、どこがマイナスなのかということが見えにくいですね。朝刊がしっとりやわらかくて、秋が立つことを発見したという句。十二分にぴたっとくると思います。となると類想なんでしょうか。選者の好みなんでしょうか。

しりとりの句もレベル高かったですねー(*'▽')信号待ちのオートバイという12音、季語と名詞と助詞だけの完全に無駄のない17音で、ばしっと光景が見えてくる。NHK選なんですね、すごい(*^^)勉強になります(^▽^)/

点数: 1

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「立秋や朝刊の手にやはらかし」の批評

回答者 お七

句の評価:
★★★★★

かぬまっこさま

「月が出ず」の句の添削をしてくださり、どうもありがとうございました。貴重なコメント、大変参考になりました。

添削ができないので感想を書かせていただきます。
新聞、特に朝刊をポストから取り出したときの夏とは違う手触りの違いに季節を感じるなんて素敵です。俳句作りをなさっている方々は季節の移り変わりに対して人一倍敏感なのでしょうね。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

点数: 0

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