「ばつと向く双眼鏡や渡り鳥」の批評
回答者 長谷機械児
はやさん、「おつかひに」句の批評ありがとうございます。
煙草の銘柄に対するイメージというのは、人それぞれなのだと思います。
私が「ロンピー一個」としたのは、昔の私自身がそのように店先で言っていたからにほかなりません。「ロンピー一個ください、といえば店のおばちゃんは判るから」と、教えられたとおりの文句で、百円玉を3枚持ってお遣いに行っていたのです。幼稚園児か小学校低学年かの年齢の子に「ピースにはショートとロングとがあって云々」を教えるつもりも親にはなく、覚えやすく、間違いがなければ、それでよしだったと思われます。
御句について。
・数人が同じ鳥を狙って、同じような姿勢で、突然の動作までが揃ってしまう瞬間。「ばっと」という擬態語からは、映画「マイ・フェア・レディ」の競馬場シーンを目一杯忙しくデフォルメしたイメージを見ました。面白い人の姿と思いました。
・ただ、季語「渡り鳥」でなくてもよい景色とも映りました。お題なので仕方ないと言えば仕方ないのですが、“渡り”のイメージは句の中で活きていないように見えます。「小鳥」や「色鳥」の方が、音数も節約でき、かつ、適切であるように思います。
今後ともよろしくお願いします。
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たくさんの鳥が渡ってくるこれからの季節は、バードウォッチングが楽しくなります。
どの鳥も美しくて見飽きません。羽や嘴の色や形、動きなど、それぞれの特徴的な姿をとにかく自分の目で見たい。見たい、見たい!とみんな静かにギラギラしています(騒ぐと鳥が逃げる)。
肉眼で鳥を見つけてから、いかに早く双眼鏡で姿をとらえるかが肝心。あそこにいる…!の声でみんなが一斉に双眼鏡を構える様子を詠んでみました。