俳句添削道場(投句と批評)

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どの家もオリーブ実りニュータウン

作者 知世  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

最近はオリーブをシンボルツリーにするのが流行ってるみたいですね。
近所にも三軒並んでオリーブを植えてるお宅があります。
どの家もは嘘ですねニュータウンってほどでもないし。
「ニュータウン」で俳句作りたいなーと思って、今回秋の歳時記に「オリーブの実」があったのでこうなりました。

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「どの家もオリーブ実りニュータウン」の批評

回答者 長谷機械児

知世さん、「納豆の」句の批評ありがとうございます

「糠床」いいですね。いいですが、私は生れてこの方、まともに「糠床」を見たことがないので(祖母も父母もそんなことはしておらず。梅干、梅酒、ラッキョウ漬などはあったのですが・・・、毎日の手入れが面倒だったのですかね)、実際にどんな匂いなのか、脳裏に浮かんでこないのが残念です。

さて、御句について。

・卓鐘さんの指摘の通り、オリーブに焦点をあてた上五中七にするのが良いと思います。といって、うまく思い浮かばないのはシンボルツリーとして庭に1本2本植えた「オリーブの実」というのが、「ニュータウン」という街そのものにまで風景を広げていくのにたるものなのか想像できていないからです。「庭先の木」の景だと季語「オリーブの実」が地味(緑とか紫とか)で言葉にしづらく、「オリーブの実」そのものにまで焦点を絞って細かな描写をすると、そこから下五で「ニュータウン」遠景にまで引っ張るのは極端に感じます。(「オリーブの花」ならば香りを描写する手があるのに、手元の歳時記には何故か「花」の方は収録されてなく)

今回、提案句はなしとさせていただきます。

今後とも、よろしくお願いします。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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オリーブの実の映ゆ日和ニュータウン

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

どの家もが説明っぽいのが一つと、俳句の取り合わせとして、広い光景を指すもの通しを取り合わせると句の世界がひろがらないです。
どの家もによって作者からみたニュータウン全体の光景にとどまっている。
目の前のオリーブの実に焦点をしぼってからのニュータウンにひろげるのが良いかと。
オリーブの実は晩秋なのですこし先取りしすぎなのは練習として目をつぶります。

点数: 1

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ニュータウンあってオリーブの実なって

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

下五「ニュータウン」がとってつけたような置かれ方ですね。
・・・と思い最初の提案句で以下のようなのを考えたのですが、

・オリーブのシンボルツリー並びて実

コメントを読んだらなんと「ニュータウン」縛りじゃないですか。
テーマとして詠むならばしかたない・・・

カメラワークの話が卓鐘様から出ていますね。逆の広い→狭いで行ってみます。

点数: 1

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「どの家もオリーブ実りニュータウン」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも深いコメントありがとうございます。

御句、今回はニュータウンですね。
最近はオリーブの木がシンボルツリーなんですね。
実際に実が取れて、それを食べたり搾ったりまでできるんでしょうか?
閑静な家が立ち並んでいるんでしょうね。その一様さを詠みたいということですね。
どの家も実っている、では、どの家もオリーブの実が素敵!って感じにはとれましたが、そういう意図ではなさそう。
でも、

一様に(均一に・一律に)オリーブ実りニュータウン
行く先々オリーブ実りニュータウン

どうしても、その一様な感じを出そうとすると説明的な感じになりますね。
本当に出したかったのはそれなんだろうけど、これは、けっこう難しいなーという印象ですね(*'▽')

他の方法も考えてみますねー(*'▽')

点数: 1

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「どの家もオリーブ実りニュータウン」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

コメントありがとうございました。確かに、「食べあと」って日本語は強引かもですねー。ありがとうございます。食痕って言葉あるようですが、これは動物が餌を食べた痕跡や噛み跡をいうようで。

先ほどの提案句、文法は間違えているし、日和で結局広くなっちゃっているしで、適当すぎましたので、カメラワークの話だけご参考にしていただければ幸いです。

ちょっと広々としたニュータウンの気持ち良い空間を読みたかったのかと思いましたが、無個性なニュータウンを言いたかったと。であるとオリーブの季語では難しいかもですね。「どの家も」と書いたとしても「オリーブ実り」であまり無個性感は感じませんし爽やかさを感じます。オリーブがつまらないものとして扱われてしまいます。

でも、そういう現実的、無機質な感じを捉えるというのは俳人的な感性で良いなぁと思いました。

点数: 1

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