俳句添削道場(投句と批評)

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茎の香の指に残れりトマト捥ぐ

作者 よし造  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

この香りのためにトマトを育てているくらい。
何ともいえない香りである。

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「茎の香の指に残れりトマト捥ぐ」の批評

回答者 74

こんばんは。遅くなりましたがコメントありがとうございます。
「かなかなのかなかな」と「ソリチュード」を取り合わせたくなりなんとか残り3音を考えました。投句直前に「遠く」から「微か」に変えて音の描写に寄らせたのは良い判断だったかなと、お褒めの言葉いただき嬉しくなっています。

御句の実体験から詠んだ一物仕立てとても良いですね。茎の香りが指に移るものとは経験者にしかわからなそうで、でも俳句にされるとそうなのかと知らなかった人の発見に繋がりますね。
下五「トマト捥ぐ」で〆るとそのまま採れたてトマト齧ったりもするのかなと連想が楽しいですね。トマトに囲まれた光景でもありそうで、作り手の特権のような景が浮かびます。
御句そのままも皆さんの提案も良いですね。凡庸な発想も置いてみます。
茎の香を指に移せるトマトかな

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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添削一覧 点数の高い順に並んでいます。

トマト捥ぎ茎の香指に残りたり

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

おはようございます。

読んでいること自体はリアリティがあって良いと思います。

近いというか実質一物句なので、対比のような句構造を避けた方がよいのでは。

点数: 3

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トマト捥ぎ指に茎の香留まれり

回答者 なお

句の評価:
★★★★★

こんにちは。よし造様、いつもお世話になってます。

私の夏ボケかもしれませんが、昨日か一昨日、何とも風流なお名前に変わりませんでしたか?もし記憶違いならごめんなさい。

さて御句、私も全く同感です…といいながら、この何十年もトマトを捥いでいません。ただ、子供の頃に畑に忍び込んで捥いだ時の記憶が鮮明なので、香りとともに忘れられずによみがえるのです。

提案句は、語順をこのようにしてはというものです。トマトを捥いだら茎の香りが指に残った、という流れが自然かなと思いました。

確か「風の道」さんとか…。

点数: 2

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「茎の香の指に残れりトマト捥ぐ」の批評

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★

こんにちは。
いつも勉強させていただいています。

初秋の句、コメントありがとうございます。お褒めの言葉いただきまして、励みになります。詩を求めたいと思いつつ、きっちり描写の方も訓練中です。ご意見ありがたいです(*'▽')
確かに三和土という表現は古めかもしれませんよね。漢字で書くと特に日本家屋みたいになりました。玄関ポーチなんですけど、なかなか他の言葉もなくて。他に表現が難しいですよねー。

御句、後で指を匂ったら、トマトの青い匂いがするってときありますよね。あ、あるっていう共感とトマトの新鮮さが浮かんでくる句ですね。中七の切れはなくてもよいのかなと思いました。

いつも勉強させていただいています(*'▽')今後ともよろしくお願いいたします。

点数: 1

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茎の香の指に残れるトマトかな

回答者 負乗

句の評価:
★★★★★

よし造様、こんばんは🙂
私も子供の頃、トマトを捥いだ記憶がありますが、どんな匂いだったか思い出せません。
上五中七は「り」で完了形ですが、下五では現在形です。作業が一旦終わって、匂いをかぎ、また捥ぎ始めた、とも読めますが…
皆さん、手直しされていますが、どれが良いのか…
私のは、「指に残れり」があるので「捥ぐ」は取っちゃえ、という話ですが、「トマト」がクローズアップされて、ヘンだとも言えますかね…焦点は「香」ですからね…

点数: 1

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「茎の香の指に残れりトマト捥ぐ」の批評

回答者 長谷機械児

句の評価:
★★★★★

よし造さん、「トマト」取り合わせ句への批評ありがとうございます。

対句表現とのご指摘。他の添削の中でも時折「対句」という語を見かけたのですが、私は初めて目にする言葉(入門書レベルでは問題にされない?)なので、ご教示いただけたら幸いです。

とりあえず、“対句表現”と聞いて、思い浮かぶ名句は「鞦韆は漕ぐべし愛は奪ふべし」(三橋鷹女)。なるほど、私の句も2つのフレーズを同じくらいの大きさにし、助動詞をそろえています。この形は、私の句では“偶然の産物”でしたが、これが自分が思っていた以上に効いてしまった感があります。

“偶然の産物”と申しますのは、お題「トマト」先にありきの取り合わせ作句だったために、「トマトや」とは始められず(これだといきなりの字足らず)、「赤茄子や」と始めるのは避けたく(投句2句目も「赤茄子」というのはちょっと・・・)、ということで、トマトの1フレーズを「トマトは○○○○○」で末尾に措くと先ず決めて作句に入った、ということです。これで、同じくらいの長さの2つのフレーズをぶつけ合うこととなりました。そして、「トマト」にぶつける語を「戦争」に決めました(前日にイサクさんの「八月十五日」句に接していたので、割と近くにあった言葉です)。二物衝撃とするからには、ぶつかる前に転倒してしまうような表現は避けたかったので、各フレーズは読み手がなるべく不自然さを感じない、いわば“当然”のものにし、形を整えました。

こういった経緯の作句なので、「戦争は愚かなのは当然だ、トマトが赤いのは当然だと読めます」というのは、ある意味ではその通りかもしれません。

さて、御句について。

・私自身はトマトを育てた経験はないので実感はないのですが、茎にも香があるものなのですね。
・形式的に気になるのは、語順でしょうか。「茎の香」と直接つながるのは「残る」、「指」とつながるのは「トマト捥ぐ(手)」で、それぞれ互い違いに登場している感じがします。

素直に一文に通せば

 トマト捥ぐ指に茎の香残りたり

といった感じになると思います。ただ、これを提案句にするのには躊躇があって、「トマト捥ぐ」という動作の主体は「手」で、「トマト捥ぐ指」は変か、と言って、「トマト摘む指」だとミニトマトみたいになるなあ、と。提案句は無しで批評のみ、とさせていただきます。

・・・と、投稿しようとしたところに、なおじいさんの提案句がありました。「トマト捥ぎ」で始まる提案句を推します。

今後とも、よろしくお願いします。

点数: 0

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