俳句添削道場(投句と批評)

女郎花さんの添削得点の低い順の2ページ目

「恋猫やヘッドライトに目の光る」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 恋猫やヘッドライトに目の光る

こんにちは
盛りのついた猫が夜の住宅街を徘徊していて、車のヘッドライトに反応した様子が見えてきます

シンプルに描くのは基本でありながら、なかなか上手に出来ないものです
基本が出来ていないと工夫が上滑りして、作品として成立しないことも起こります

基本が出来ているので、言葉を少し変えることが出来る句です
「光る」もいいですが、ここに恋猫の気持ちを代弁する言葉選びをするのも面白いと思います

恋猫やヘッドライトに目がギラつく
メス猫を落としてやるぜという感じ

恋猫やヘッドライトに目がおよぐ
うっかりしていたよという感じ

二度言いますが、シンプルに詠めることが大事です
でも、「シンプルに詠めたからこの句は終わり」ではもったいないです
そこは「始まり」なんですから

点数: 1

「花衣めかす地蔵の宿場町」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 花衣めかす地蔵の宿場町

私は熱海は行ったことがありません
でも、熱海がメインテーマではないので俳句の感想を

お地蔵様がおめかしをしているように見える、桜舞う春の午後と感じました

その理由は「めかす」です
「めかす」がお地蔵様にかかっているとも、「花衣」にかかっているとも読めますね
花衣は季語としてはお花見のときの女性の晴着ですから、めかすが花衣にかかっているのなら余分な言葉です
ということは、お地蔵様がおめかしをしているというのが文法を分かっている人の解釈だと思います

もし、お地蔵様が有名なとある宿場町を訪れた女性を描いた俳句だとしたら、この表現では伝わっていないです
そうならば、また始めればいいものです

(俳句の評価は私の解釈が正しい前提のものです)

点数: 1

「春夜を切り裂く750CCのエンジン」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 春夜を切り裂く750CCのエンジン

「しゅんやをきりさくナナハンのエンジン」
こう読めば、全部合わせて17音ですね

ある程度、どのように読ませるかは調整できます
なんて読むか分かりづらいと、鑑賞するところまで行き着かない可能性が増します

春の夜を裂かん750cc(ナナハン)のエンジン

点数: 1

「釜揚げしらすにミクロンの海老二尾三尾」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 釜揚げしらすにミクロンの海老二尾三尾

「バッキンガム」の句に感想をいただきまして、ありがとうございます
空(空間の広がり)や月(時間軸)などを用いた方がいいとのこと、ごもっともです
それを「桜」関連の言葉でどうしてもやりたくて模索した結果がこの句でした

しかし、かこ。様のご意見から閃きました
バッキンガム宮殿封鎖飛花落花

こちらの句は「ミクロン」の解釈で評価が左右すると思います
フランス語のmicronだとしたら、髪の毛の断面くらいの細さしかない海老が見えたという表現なのかと感じます
ミクロンがマイクロメートルのことならば

私は、釜揚げしらすを顕微鏡で見ている研究者だと解釈しました

点数: 1

「真夜中を刻む秒針春の雨」の批評

回答者 女郎花

添削した俳句: 真夜中を刻む秒針春の雨

音に音を重ねる、かなり高度な技を入れてきた一句ですね
「真夜中を刻む秒針」はある程度どんな季語を入れても成り立ちそうですが、「春の雨」は一つの答えとしていいと思います

この春の雨は「突然降りだした」のか、「降っていることに気づかされた」のか、「急に強く感じるようになった」のか、解釈がいろいろありそうです

点数: 1

女郎花さんの俳句添削依頼

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