「冬眠の国にアリスが落ちてきて」の批評
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 冬眠の国にアリスが落ちてきて
こんばんは。面白い句だと、私も思います。
ただ、人選二句と比べ、冬眠そのものというより、冬眠から「目覚める」瞬間をイメージしてしまうような気がします。
例えばですが「眠りの国」として、別の季語と取り合わせるのはいかがでしょう?
(例)冬うらら眠りの国にアリス降る
点数: 3
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 冬眠の国にアリスが落ちてきて
こんばんは。面白い句だと、私も思います。
ただ、人選二句と比べ、冬眠そのものというより、冬眠から「目覚める」瞬間をイメージしてしまうような気がします。
例えばですが「眠りの国」として、別の季語と取り合わせるのはいかがでしょう?
(例)冬うらら眠りの国にアリス降る
点数: 3
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 感染力強きマスクの蔓延す
ご無沙汰しております。度々批評をいただき、ありがとうございました。
御句ですが、ウイルスではなく「マスクの感染力が強い」という描写が面白いと思いました。川柳なら、これでも良いと思いますが、俳句として推敲するなら、「感染力が強い」と「蔓延」とが、意味が重複してしまっています。
例えばですが、「蔓延」を消し、省いた音数分で「場所」を入れ込むのはいかがでしょう? 「国際線」の他にも「繁華街」「交差点」など、いくらでも取り合わせが考えられます。少しでも参考となりましたら、幸いです。
点数: 3
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 博識の古老楽しむ梅見酒
游歩人様、文法の御指南ありがとうございます。
御句ですが、気になる点が二つあります。
一つは「博識」です。古老という言葉には、「昔からのことに通じている」という意味が含まれていますので、わざわざ「博識」と書く必要はないと思います。
二つ目は「楽しむ」です。これだと、状況がちょっと伝わりづらい気がします。
そこで、例えば「古老は斯く語り」と書いたら、古老の話を周囲の者が聴き入っている様子が浮かびます。また聴き入っているということは、その古老が「博識」だということも、自ずと伝わるのではないでしょうか。
さらに、梅見酒に「美味し」と描写を足すことで、その古老が酒を楽しんでいる様子も分かると思います。
少しでも参考になりましたら、幸いです。
点数: 3
回答者 南風の記憶
添削した俳句: かけこみの工事始まる寒終る
いなだはまち様、こんにちは。「氷水」の句のコメント、ありがとうございます。
読み返すと、季語は「ソーダ水」の方が良かったと思い始めました。それと中七のリズム……実はリズムを作ることと、「食べ物」の季語が、私は苦手なのです(汗)。
これは試しで詠んだので、もう一工夫してみます!
さて御句ですが、「かけこみ工事」の音数が長いので、十七音に収めるのに苦労されたとお察しいたします。
例えばですが、かけこみ工事の「場所」を明示するのはいかがでしょう? その場所に意外性があれば、面白い句になると思います。
(例1)寒終り駆け込み工事の村役場
(例2)寒終り駆け込み工事の駐在所
さて、別件ですが……
游歩人様へ。いなだはまち様も含め、誰も貴殿に「ここから出ていけ」なんて、一言も言っていませんよ。せっかくの場ですから、今後とも、お互いに学び合えたらと願っています。
点数: 3
回答者 南風の記憶
添削した俳句: 霞む灯や魚眼レンズを覗くごと
そうり様、こんばんは。「うりずん」の句へのコメントありがとうございます。
御句ですが、ちょっと考えすぎたかなという印象です。「魚眼レンズ」という比喩を使いたかったのも分かりますが、ここは「丸」だとストレートに描いたほうが良いように思います。
またコメントに「朝五時」とあるので、時間情報も入れましょう。「霞」の子季語で「朝霞」というものがあります。
「街の灯がどれも真ん丸」と読めば、読み手は一瞬驚きます。なんで?と。そこで「朝霞」と持ってくれば、「なるほど霞がかかって丸く見えるのか」と想像できます。
どうしても「魚眼レンズ」を使いたかったら、何が魚眼レンズのようだと分かるように書くべきかと思います。上五は字余りになりますが、例えば次のような例です。
「魚眼レンズめく街の灯や朝霞」
どちらが表現したいニュアンスに近いでしょうか?
点数: 3
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