俳句添削道場(投句と批評)

平果さんの添削最新の投稿順の10ページ目

「廃線のトンネル抜けて冬紅葉」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 廃線のトンネル抜けて冬紅葉

悲愴感の強い句ですね。

役目を終え、もう電車を通すことのないトンネル。その先に見えるのは、僅かに残る傷んだ葉...。この葉も既に役目を終えて、後は散るばかり。その鮮やかさが最期の輝きのようで、かえって物悲しさを募らせますね。
中七の「トンネル抜けて」は、次に来る言葉が何なのか期待を募らせる、良い表現だなと思いました。

点数: 1

「御正忌の線香の香を持ち帰る」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 御正忌の線香の香を持ち帰る

報恩講で染み込んだ線香の香りが、家に戻った今も漂っていると詠むことで、日常の一場面としての趣が出ていますね。

貴句に触れて、「御正忌」という季語について少し考えてみましたが、気を付けなければならない点があるなというのが第一感です。というのも、親鸞の教えの尊さ有り難さ正しさといったものを詠み込むと、句を損ねるからです。その点、貴句は日常の一場面として捉えているため、重苦しさがなくて良いなと思いました。

ただ、「香を持ち帰る」という表現が、私には気になります。「香」は物体でないので持ち帰ることはできないと思うからです。もちろん、この表現の言わんとするところは理解しているつもりです。しかし、なるべく景をそのままに詠むべきというのが私の信条なので、違和を覚えました。代案として、

御正忌や線香の染む帯を解き

としてみました。やはり切れ字は欲しいので上五の最後を「や」にし、「線香の香」も「香」の字がダブっているので省き、「帯を解き」で日常の流れの中にも一区切りつけてみました。一意見として御笑覧頂ければ幸いです。

一意見としてお聞きくだされば幸いです。

点数: 2

「丸の内星の宿らむ冬木立」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 丸の内星の宿らむ冬木立

具体的な地名を詠み込んだ点がいいですね! イルミネーション華やかな景は、丸の内の地によく合っていると思います。

「宿らむ」の「む」は連体形なので婉曲の意だと思いますが、それがしばしば「ような」と訳出されることからも窺えるように、イルミネーションを星に見立てた表現になっていますね。そうした通俗的な表現は避けた方が無難かと思います。なので、私はかぬまっこ様がご提案なさった句が良いと思います。
一応私も考えました。

丸の内電飾這へる冬木立

しかし、この句は上五と下五とを入れ替えても意が通ってしまうという瑕疵があります。推敲が足りませんね。
一意見として御笑覧頂ければ幸いです。

点数: 1

「禿頭にそつと乗せたり冬帽子」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 禿頭にそつと乗せたり冬帽子

和やかな句ですね!

禿頭に冬帽子はいかにも暖かそうな景が立ちますね。老爺の穏やかな笑顔まで浮かんでくるようです。
また、「とくとうにそつと」と「と」の音が連続する点、あるいは「のせたり」の「た」も含めてタ行音が続く点が面白いですね。

点数: 1

「マジックを一つ覚えてクリスマス」の批評

回答者 平果

添削した俳句: マジックを一つ覚えてクリスマス

「覚えたての手品を披露してやるぞ」という意気込みが、前面には出ていませんが、じんわりと感じられるところがいいですね。また同時に、「うまくできるかな」という不安もあることでしょうね。そうした意気込みと不安を抱えたまま、クリスマスが来るのを待っている...実に素敵な句だと思います。

カタカナ語が二つ配されているのもいいですね。クリスマスのちょっとハイカラな気分が巧く表現されていると思います。「手品」だと、そうはいきませんね。

マジックの何が起こるか分からないワクワク感は、クリスマスという行事が持つそれと重なって、まだ覚えただけで披露もしていないはずなのに、いや、まだ披露もしていないからかもしれませんが、日増しに楽しみな気持ちが高まっていくような、懐かしい印象を覚えました。

点数: 4

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