「御正忌の線香の香を持ち帰る」の批評
回答者 かこ
私は香りを持ち帰るという表現は詩的でよいと思います。
物理的にも香りの粒子を繊維につけて持ち帰っている訳ですし😃
点数: 1
添削のお礼として、かこさんの俳句の感想を書いてください >>
作者 04422 投稿日
回答者 かこ
私は香りを持ち帰るという表現は詩的でよいと思います。
物理的にも香りの粒子を繊維につけて持ち帰っている訳ですし😃
点数: 1
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回答者 平果
報恩講で染み込んだ線香の香りが、家に戻った今も漂っていると詠むことで、日常の一場面としての趣が出ていますね。
貴句に触れて、「御正忌」という季語について少し考えてみましたが、気を付けなければならない点があるなというのが第一感です。というのも、親鸞の教えの尊さ有り難さ正しさといったものを詠み込むと、句を損ねるからです。その点、貴句は日常の一場面として捉えているため、重苦しさがなくて良いなと思いました。
ただ、「香を持ち帰る」という表現が、私には気になります。「香」は物体でないので持ち帰ることはできないと思うからです。もちろん、この表現の言わんとするところは理解しているつもりです。しかし、なるべく景をそのままに詠むべきというのが私の信条なので、違和を覚えました。代案として、
御正忌や線香の染む帯を解き
としてみました。やはり切れ字は欲しいので上五の最後を「や」にし、「線香の香」も「香」の字がダブっているので省き、「帯を解き」で日常の流れの中にも一区切りつけてみました。一意見として御笑覧頂ければ幸いです。
一意見としてお聞きくだされば幸いです。
点数: 2
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回答者 丼上秋葵
おはようございます。
母との和解に伴い、〈躁〉状態も大分落ち着いてまいりました。
なんだか、悟りを開いてしまいそうな、おくらです💦
拙句「枯葉」の句に、ご批評を賜り、誠にありがとうございます。
改めて、拙句を読み返してみたら、色々思うところがあったので、最新句のコメントで釈明させていただいております。よろしければ、お目通しください。
恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。
とても素晴らしい句だと思います!(´;ω;`)
御句の肝は「持ち帰」った「線香の香」ですね。
独特な清らかな香りが、嗅覚を刺激しながら、「線香の香」が、多様な〈想い〉を内包しています。
〈親鸞に対する追悼〉〈講話に対する感動〉〈そこから得た今後の生きるための指針〉、詠み手にとって「線香の香」が何を表象しているのかは定かではありませんが、少なくとも、御句の読み手は、【詠み手がなんらかの〈清らかな想い〉を得てきた】という事実が、「線香」の上品な香りと共に漂ってきます。
強いて、手直しを加えるとしたら、上五の「御正忌の」の「の」でしょうか? 説明的に感じてしまうことと、中七で重なるのもややもっさり感があることを踏まえて、「御正忌や」としてみました。
少しでもご参考になれば、幸いです。
点数: 1
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親鸞忌を詠みました。