俳句添削道場(投句と批評)

平果さんの添削最新の投稿順の6ページ目

「挨拶をする子育てし焚火かな」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 挨拶をする子育てし焚火かな

早く起きた休日の朝、まだ小学校に上がる前の御子息と散歩に出られたのでしょうか、社寺の境内でパチパチと火の粉を上げる焚火が、昨今となっては物珍しく、駆け寄っていく御子息の後ろを追いかけたのですね。
火に当たる人々は、勿論知り合いではありませんが、自然「おはようございます」の挨拶が交わされます。御子息は全く物怖じせずに、にっこり笑いながら、その挨拶に交じっていく。
「しっかり挨拶のできる子に育ったんだなあ」という誇らしげな気持ちは、心を温め、満たしてくれたのでしょうね。

知る知らぬ御早う交わす朝焚火

あまり上手く出来ませんでしたが、御笑覧戴ければ幸いです。

点数: 2

月明や永遠に燻る富士の山

回答者 平果

添削した俳句: 永遠の月焚火燻る富士の山

竹取を下敷きに、不死の薬を焼いた煙が今も燻り続けていると詠む、幻想的豊かな句ですね!

「永遠の月」は、太古から夜を照らし続けた月に、今もなよたけのかぐやが住み続けているだろう月の世界のイメージが重なって、この句の幻想性の源となっていますね。
その月と富士との取り合わせに、「焚火」は然程重要ではないのではと感じました。「焚火」とは人為的な火であり、帝が不死の薬を焼かせたことを込められていると存じますが、「燻る」の語だけで、その帝の行為や帝のかぐやに対する思いが今も残り続けている事が表現できると思います。
提案句は、「焚火」を切り、季語「月明」を上五に起き、切れ字を付しました。もう冬ですが、秋の句になってしまったことは御容赦ください。切れ字は、俳句としての芯が入ると考えて付けたものです。
次に、「永遠」の係る語を「月」から「燻る」へ変えました。前述の通り、実景としての月明り、幻想としての月世界の二重の永遠性は素晴らしいのですが、今も富士山が火山活動を続けていることと帝が今もかぐやを思い続けていることの二重性へシフトしてみました。貴句が天と天上人の永遠性であるのに対し、拙案は地と地上人の永遠性ということですね。念のため申し上げますが、拙案を推しているつもりはございません。僅かでも御参考になれば幸甚です。

点数: 1

冬晴れをひとり占めするとんびかな

回答者 平果

添削した俳句: 小春日をひとり占めするとんびかな

蒼天を悠々と渡る鳶の姿が目に浮かぶ句ですね!

「ひとり占め」の語が気持ちよいですね。この「ひとり占め」により、雲もない青空を表現し、大きな空と小さな鳶の対比を利かせた点もいいですね。何にも縛られることなく、自由闊達に飛んでいく鳶を眺めていると、自分自身も心が軽くなるようです。

提案句は、「小春日」を「冬晴れ」に改めたものです。「小春日」だと、暖かな一日のことになり、そこから陽射しを送る晴天が連想されますが、雲の有無までは描けないのではと感じました。「冬晴れ」ならば、コメントにお書きになっている通り、「雲一つない青空」を表現できるかと思います。ただ、「小春日」の持つ穏やかな暖かさも捨てがたいです。

先に投句されていた「六郷の」の句を拝読し、「石蕗の花」を実際に見ておきたくなり、植物園へ出掛けました。思ったよりも、しっかりとした印象を受けました。季語は実際に見ておくべきですね。学びの機会を頂きましたこと、御礼申し上げます。

丼上秋葵様の添削案は、童謡のようなやさしい響きがありますね。数ある一人称からひらがな書きの「ぼく」を選び取り、「ふたり占め」の語で「とんび」と「ぼく」との結びつけることで、やさしく温かみある句になりますね。

点数: 2

小春日や柱光れる悉地院

回答者 平果

添削した俳句: 回廊の艶ある柱寺小春

寺院の柱が常に磨きあげられ、冬日に照る様は、身の引き締まる景ですね!

怠ることなく当たり前に清められている御寺を訪ねると、凡事徹底とでもいいますか、自分もまた折り目正しく、身辺をきちんと整えて生きようと思います。「艶ある柱」は、そう思わせるにぴったりの対象だと感じました。

ただ、「寺小春」は、寺にも訪れた小春日くらいの意味だと思いますが、私の調べが浅いのか先例も拾えず、「寺に在る」という状況説明に季語「小春」を半ば強引にくっ付けたような印象を抱いてしまいました。しかし、この語から「寺」を抜き、例えば「小春日よ」などとすると、何処の「回廊」なのか分からなくなってしまいます。そこで「回廊の」のほうを省くことにしました。

◯◯◯◯の艶ある柱小春日よ

という形式で、上五の冒頭に四音の寺名を持ってこようと考えました。以前に伊吹山の句を投句なさっていたので、調べてみますと、山頂に「伊吹山寺」があるのですね。しかし、写真を見る限り、「艶ある柱」という印象は無いし、そもそも六音です。付近に長尾護国寺があり、「護国寺」は四音でちょうどいいのですが、「護国寺」というとやはり東京のものが浮かんでしまいますね。

私の技量ではもうどうしようもないので、句の要だと感じていた「艶ある柱」を「柱光れる」に改め、季語は上五に持ってきて、下五には五音の具体的な寺名を詠み込もうと考えました。探してみると、「悉地院」という御寺が見当たりました。訪れたことはありませんが、五音で都合がいいので使わせていただくことにしました。僅かでも御参考になれば幸甚です。

点数: 0

「棟上げを明日に控えて夕焚火」の批評

回答者 平果

添削した俳句: 棟上げを明日に控えて夕焚火

達成感と安堵感に包まれるような句ですね!

「棟上げを明日に控えて夕」ということは、その日いっぱいまで建築作業が続いており、その作業が全て終了した後の焚火ということでしょうか。ホッと一息つく気持ちがあるのと同時に、「明日に控えて」には既に気持ちが未来へ、最後の仕上げへと向かっていることが感じられますね。「焚火」を囲んでいる現在を軸にして、過去(建築作業)と未来(上棟式)との両方を想像させる佳句だと存じます。

点数: 2

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