怪物は古巣へ復帰虎落笛
回答者 丼上秋葵
添削した俳句: 怪物は古巣へ復帰冬の蝶
はじめまして。おくらと申します。
踏み出す一歩はいつだって、最初の一歩。
心が折れなきゃ、生涯現役ですよね!
恐縮ながら、御句に感想を述べさせていただきます。
松坂選手、高城選手と古巣への復帰のニュースが続いていますね!
たとえ批判を浴びようとも、己を信じて向かい風に立ち向かう姿には、自分も頑張らねばと勇気付けられます。
御句はそういった方達への激励の意を詠もうとした句なのだろうと受け止めたのですが、「冬の蝶」という選語は、どうなのでしょうか💦
確かに、ぼろぼろになりながらも必死で生き繋いでいる「冬の蝶」は、その姿だけでも美しいと私も思いますが、同時に、すぐに力尽きて死んでしまいそうな儚さも感じられてしまう気がします。
私の提案する座語は「虎落笛」と書いて、「もがりぶえ」と読む、三冬の季語です。旧日本家屋に見られる竹垣に、冬の強い風が当たってヒューヒュー鳴る様を表した言葉です。
彼ら「怪物」達もこれから色んな風にさらされることでしょう。ですが、たとえ泣くことになろうとも、己が「古巣」を守らんと必死に立ちふさがるその様は、まさしく垣根のようではないでしょうか?
少しでもご参考になれば、幸いです。
点数: 2