俳句添削道場(投句と批評)

みつかづさんの添削最新の投稿順の127ページ目

「たなびきて水平線めく春の雲」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: たなびきて水平線めく春の雲

 
村井もこりさん、こんばんは。貴句、拝読いたしました。

結論から申しますと、「言葉の意味が重複しているだけ」。つまり、同義反復。
以下、理由です。
動詞「たなびく」は「雲や霧また煙が横に長く漂う」を意味します。
名詞「水平線」は「空と海面とが接して見える平らな線」を意味します。

空と海面は、横方向に並んで見えますでしょうか?
縦方向でしょう。海が下、空が上。そして、お互い横に広がって見えるでしょう。

という事は、作者コメントの「雲の下の空はまるで海に見え、思わず「海だー」と
叫びました。海の景色としてとても美しく感動しました」を考慮なさるなら、
上五の「たなびきて」はどう見ても不要。水平線に内包されていますから。

「めく」は「~の様になる。~らしくなる」の意味の接尾語で、推移を表します。
ところが作者コメントは、「その雲の底が横一列に並んでいたので、
まるで水平線の様に見えました」となっています。
つまり、ご覧になっていた時には、状態として既にそうなっていたんですよね?
でしたら、「めく」は不適切という事になります。
何故なら作者の眼前では変化していない(=推移が無い)のですから。

そして、作者コメントの「雲の底が横一列に並んでいた」。
底なんですよね? その下の空の色は海の青程に濃かったのでしょうか?
それを描きたかったのですよね。

感動なさったのなら、矛盾しない様に句面に起こさないと、
せっかくの意味が通らなくなります。
以下位で如何でしょうか。

・春雲や海と見紛ふるごと空

「何とも美しい春の雲でした。そしてもう、海と見間違える様な空でした」と
やや大げさにお詠みになれば、読者は水平線の様に想像できますよね、
何故なら海と見間違える程の青ですから、横に広いでしょう。

「何となく」を脱するには「国語辞典、古語辞典、歳時記の推敲3点セット」。
何度も調べる、何度も確かめる。大切ですよね。

以上でございます。お目通しいただき、ありがとうございました。
 

点数: 0

「春風に乗ってあなたへ会いにゆく」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 春風に乗ってあなたへ会いにゆく

 
夢野翡翠さん、こんばんは。貴句、拝読いたしました。

切ないですよね。抒情句としては美しいです。
ただ、1点。たった1文字だけが惜しい。
でも、とても大切ですので、心を鬼にして書かせていただきますね。

句中の「あなた」。この方は世界でたった1人の唯一無二の存在で、
「絶対にあなたでなければならない」訳ですよね。
なので、春風に乗ってでも会いに行きたいということですよね。

そこで、私めからの添削案でございます。

・春風に乗ってあなたに会いにゆく

「へ」は方向を示すだけなんです。
極端な話、ですよ。その道の途中で別の風に誘われたり、
他の誰かに目が向いたりする余地(=浮気の可能性)が文法的に残っちゃってます。
一方、「に」は到達点、目的地を示します。
つまり、「あなた」というピンポイントに、自ら行きたいとの強い意志なのです。
他でもない、世界で唯一の「あなた」の胸へ辿り着きたいとの独占的で
切実な到達点なんですね。
なので、「へ」で他のあなたに浮気してはダメですよ。
ちゃんと「に」で、「あなた」の元「に」行っていただければと、私めは思います。

「に」と「へ」の違いは、台風のニュース、駅のアナウンス等で
厳密に使い分けがなされていますので、ご参考までにどうぞ。

次に、拙句「報道声変へつ三月十一日」にコメント、ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/34071

この様な季語(三月十一日)は、例えばですけど、気の毒だ等の情緒に
引っ張られ易く、肝心の本質を見失いがちなんですよね。
ですので、私めはその教訓を詠んでみました。
能登の大津波の時に、報道でこの教訓が活かされたんですよね。
「教訓から学び取る姿勢を忘れてはいけないな」との感動でした

以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
 

点数: 1

「たなびきて水平線めく春の雲」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: たなびきて水平線めく春の雲

村井もこりさん、こんにちは。最後の回答いたします。

<中十なんですか? <説明的表現

えっ? 俳句なさっているのに句跨りや破調をご存知無いのでしょうか。
「見紛ふる」はハ行下二段活用の動詞「見紛ふ」の連体形ですけど。
「古語文語表現も今はスマホで調べられますから助かります。
文法的に齟齬があるかどうかもAIでチェックできますよ」と
西住さん宛にお書きでしたよね、今年の3月8日(日)に。
そのAIでお調べいただいてないのでしょうか?
随分と「お高い玩具」をお持ちなのですね。
「ごと」は「如き」の略で、夏井先生添削で使っておいでです。
2020年12月24日(木)19:00から放送の『プレバト!』
【300回記念 夏井先生の劇的添削アワード】より
先生の添削例「長瀞の夏よ氷のごと飛沫」。これと同じ「ごと」の使い方ですよ。
それに、元々が説明だらけの句ですから、添削の範囲(「海だー」を残す)に
収めようとしたら、比喩にせざるを得ないだけです。
ご自身の設計図の不備を棚に上げないでくださいね。

<何が海か、何が空かも分かりにくいです
<重ねることによって絵が浮かび易くなっていると思います。

それらは、ただのあなたの想像力の欠如でしょう。
名詞「海」、名詞「空」の意味をご存知無いのでしょうか?
雲の存在も、「春雲や」と詠嘆しておりまが。
「読者は何もかも句面で説明されないと分からないだろうと、
あなたは判断なさっている」との理解でよろしいでしょうか。
読者に対して随分と上から目線なのでしょうか? 存じませんけど。

<私は自分の句の方が心地よい
<みつかづさんの場合、添削した句が元句以下だったり、
融通の効かない読解だったり、上級者の力を示していらっしゃらないと思います

それはあなたの主観ですし、ご指摘に具体性が何も無いですよね。
私めは客観的且つ論理的なお返事、お待ちしておりますと書きましたが。
添削した句が元句以下との、融通の効かない読解であるとの
客観的且つ論理的根拠をお示しください。
「いいね」や返信の数は主観ですから、客観的且つ論理的な根拠にはなりませんよ。
「どの語がどの様に曖昧」等と具体的に示せますか?

<みつかづさんが素晴らしい句を持ってきて下さった時には、
あえてコメントはしませんが、やはりみつかづさん本物だなと認めます

それはあなたの劣等感でしょうか、心理的防衛でしょうか。存じませんけど。
コメントしないのではなく、「できない」だけでは?
鑑賞文を書けますか? 私め、あなたの句全てに対して鑑賞文くらい書けますけど。
鑑賞文と感想文は全くの別物ですよ。

また、これ書くのは2回目ですが、某所で夏井先生から「佳作」と認められた以上、
あなたに認められる必要なんて私めには欠片も無いんですよ。

<それと私の句には今後、コメントや添削はお控え下さい。ありがたくないので

承知いたしました。
ただ、実際の意図は、既にあなたのお相手として書いておりませんでしたけども。
他の方の参考例として、サンプルに使わせていただいているだけてす。
それが嫌でしたらブロックでもなさってくださって結構ですよ。

ゆとりろさん、佐和さん、凡さん、西住さんに追い付ける様に頑張ってくださいね。
あなたには、晩乃さんを目標になさっても影すら踏ませてもらえませんので。
何故なら、彼女は何でもご自身でお調べになり、
ご自身の血肉に素早く吸収なさいますから。
高い壁かもしれませんが、ご健闘をお祈りしております。以上でございます。
 

点数: 0

「春闇や屈みてくぐるリーゼント」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 春闇や屈みてくぐるリーゼント

 
佐和さん、こんばんは。貴句、拝読いたしました。

結論から述べますと、「この句面では、作者ご自身がリーゼントだとは
分からない。何故なら、動作の描写が3人称に見えるので」。

私めは初読で、「ヤンキーの行動を遠巻きに観察なさった句なのかな?」と
読みを入れましたが、作者コメントの「35年リーゼントの自分の句」を拝見して、
これは流石にそこまでは辿り着けないなと思いました。

この様な場合、「自分の髪型がリーゼントです」と明示するしかないんですよね。
そうなさいませんと「ヤンキーの事かな?」と読者は思っちゃいますので。

以下、添削例です。原形を留めなくなってしまいますが、ギリギリ添削に収めます。
どう見ても作者コメントにお書きの「低い入り口や暖簾など髪にあたりそうなものは
すべてよける、、、。35年リーゼントの自分」が作者の感動の核ですから、
これを句面に掬い出さないと添削になりませんので。

A:春の闇触れさせぬ吾のリーゼント(リーゼントのアップで閉める映像型)
B:触れさせぬ吾のリーゼント春の闇(意思を提示してから季語で閉める情緒型)

品詞分解は以下です。
ラ行下二段活用の動詞「触(ふ)る」の未然形「触れ」
+使役の助動詞「さす」の未然形「させ」+打消の助動詞「ず」の連体形「ぬ」
+名詞「吾」(私、俺等の1人称)+所有の格助詞「の」

これなら、「作者がヤンキーを観察している」だなんて誰も思いません。
季語「春の闇」の月光すら出ていない、湿度を帯びて艶やかで
香る様な情緒的な闇と、35年間お保ちの侵されざるご自身の聖域のリーゼントに
命が宿り、硬質なリーゼントとの対比感、艶同士の色の対比も出てきますよね。

以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
 

点数: 2

「紅梅や白き唇染まりたる」の批評

回答者 みつかづ

添削した俳句: 紅梅や白き唇染まりたる

 
西住さん、こんばんは。貴句、拝読いたしました。

結論から申し上げますと、「その少女、血流低下で倒れそうなの?
それとも、楽屋で白粉塗ってこれから舞台に上がるの? どちらでしょうか?」。

理由は以下です。
まず、名詞「唇」。鏡をご覧になって、ご自身の唇を観察なさってください。
白いでしょうか? どう見ても赤みを帯びてますでしょうよ。
肌が白いなら、唇でも白い斑点があるのならまだ分かります。
「白き唇」なら何等かの理由で血流低下が起きて今にも倒れそうな程
命が危ない状態なのか、もしくは白粉(おしろい)塗ってるでしょう。

そして、口語の「染まる」は自動詞です。古語なら「染む」(マ行四段活用)。
つまり、唇の色が自然に変色して何色かに染まって色付いているんですよ。
突然の血圧低下による変色でしょうか?
染めたのであれば「染める」と他動詞にしないと、意味が通らなくなります。
古語なら受身の助動詞の力を借りて「染まらる」。

また、句末の助動詞「たり」が、係り結びでもないのに何故か連体形になっており、
「何の名詞(体言)を省略なさったんだろう?」との疑問も出て参ります。
完了・存続の助動詞「たり」はラ変型なので、終止形は「たり」なんですよね。

作者コメントに「少女の初々しさ」とお書きですよね。ならば、
それを活かす案は如何でしょうか? 以下、添削案です。

・紅梅や唇紅の初々し

次に、拙句「春の夜や寝る姪の鼻蹴つる稚児」にコメント、ありがとうございます。
https://weblike-tennsaku.ssl-lolipop.jp/haiku/corrections/view/34143

鑑賞が浅いなと思わざるを得ませんでした。
名詞「稚児」の意味は、『ベネッセ全訳古語辞典』808ページより以下です。
①:乳児。幼児。子供。
②:学問の習得や行儀作法見習いの為に、寺院に預けられた少年。
  また、寺院で召し使われる、僧の姿をしていない少年。

拙句の句面の稚児が②の意味だとしますと、近親者である姪が稚児のそばに居るのは
矛盾します。預けられてる筈なのに、どうして姪が居るんですか?と。
それに、少年なんですから7歳〜15歳前後ですね。
その初年が全力で女性の鼻を蹴ったら、暴力事件以外の何でしょうか?
また、②の意味なら稚児は夜、規則正しく寝てますよ。朝早いんですから。
上記より、意味は自然に①に絞られてきます。そうでないと景が矛盾しますので。

そして、「俳句のリズムが乱れる」とは具体的にどの様な意味なのか
分かりかねます。
上五の「春の夜や」は「はるのよや」の5音でして、
(はるのよるや)の6音ではありません。歳時記でお調べください。
三段切れの事を仰っているのであれば、成立条件などは別途お調べください。

以上でございます。お目通しいただき、感謝いたします。
 

点数: 1

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