俳句添削道場(投句と批評)

ハオニーさんの添削最新の投稿順の2ページ目

「黙祷は正午ぞ八月十五日」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 黙祷は正午ぞ八月十五日

「ぞ」で揉めてますね

黙祷は正午(まひる)ぞ八月十五日
...って読ませたいんですよね?
そうじゃなかったら、この中八は「八月だから中八OKだろう」ということなのでしょうか?

私に正解は分かりませんが、意図的な作戦ならルビを使うと判断されやすくなります

しかし、これでは押しつけがましい気がします
人の心を動かすのは、そういうことではないのです

私がやるなら「八月十五日」を抜きます
憂国の正午盂蘭盆の黙祷

と、少し想像の幅をつくるのです
それが詩歌です

点数: 2

「菩提寺の裏庭繁く竹の春」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 菩提寺の裏庭繁く竹の春

三音で全てを壊してしまいましたね...

繁くとは「しきりに」という意味です
「繁っている」の昔の言い方ではありません
竹の春だけで、竹があってイキイキとしている様子が表現できると信じましょう
実際、季語にはそれができますから

菩提寺の裏庭にある竹の春
ほんの少し変えるだけで、「言葉がおかしい」とは決して言われないでしょう

みんなに分かる俳句を目指すなら、正しい日本語は欠かせません
日本語クイズなどで楽しみながら学ぶことをおすすめします

点数: 1

「師の墓参同級会となりにけり」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 師の墓参同級会となりにけり

これが私の目にした中で一番、千日草さんが大損をした俳句です
味のある俳句に化けるんですこれは

「同級会となりにけり」では、その先生は浮かばれませんね...
「同級会となってしまった」という完了の意味ですから、渋々来たのかなとどうしても私は疑ってしまいます

仮に、何も聞かされずに墓参りに来たかつての同級生が集まって同級会となったのだと仮定します
集合時間などが決まっていたのなら、同級会となることは予想がつきますからね

つまり私の仮説は、作者自身も墓参りへは来たけど、同級会となったのは偶然だということです

師の墓へ参り奇しくも同級会

「奇(く)しくも」は偶然にも、不思議にも、という意味です
「不思議なんだけど同級会となったんだよな」という、故人を偲ぶ思いが想像出来たらいいなと思っています

私は「同級会」賛成派です
同級会は作者の感想なので、映像の描写とは違うのです
しかし人間関係を垣間見ることが出来ますから、そこを描写したのだなと私は判断したいです

点数: 1

「荒らし畑背丈程伸ぶコスモスや」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 荒らし畑背丈程伸ぶコスモスや

昔の私の教えを守りたいならそれでいいですが、それは基礎をきちんと身に付けてからです

失礼ながらイナダさんは言葉の基礎はなんとかなっていますが、千日草さんは言葉の基礎がついているようには見えませんでした
基礎があれば伝わらない言葉は避けられますし、気づいてはいるんだけどこうなっちゃったとコメントが出来るものです

しかし残念ですが、伝わらない言葉を使ってしまって大損しています...
「荒らし畑」について私は日本語として聞いたことがありません
「畑荒らし」「荒れた畑」なら分かります

そして「伸ぶ」は終止形です
コスモスが伸びるのなら、連体形の「伸ぶる」としなければいけないのです

名詞のあとには切れができやすく、終止形のあとは確実に切れ、切れ字「や」のあとには切れが必ず出来ます
つまり
荒らし畑/背丈程伸ぶ/コスモスや/
と、原句は三段切れであると解釈できます

そして「コスモスや」が下五に来るパターン、俳句では効果が薄いです
しかも上五中七は全部コスモスに繋がってくるので、切れ字自体が悪手です

俳句は切れ字などでむりやり「切れ」をつくらなくても成立します
最後に名詞を置いて体言止めすればいいのです

背丈までコスモス伸びている荒れ地
このくらいまでは纏まります

炎上覚悟でやりました

点数: 1

「遠目にも目立ち咲くや女郎花」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 遠目にも目立ち咲くや女郎花

お久しぶりです
中六には気づいたようですので...

花の名前の季語を使ったら、咲いているのは基本的に言う必要のないことです
勘の鋭い方なら、既に「遠目にも目立つ色」だというのも分かっているはずです

読み手を信じないと、本当にやりたかったことを全てやれずに終わります
読み手を信じていない結果、女郎花しか描けていません

「一本欲しいけど」という気持ちくらいは出した方がいいはずです
気持ちは俳句に活きます

女郎花の黄色が欲しき男前

このくらいは出来るのです
成功した俳句がいくつもあったようですので、意識して成功させられるよう祈っています

点数: 1

ハオニーさんの俳句添削依頼

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