「月をして秘めたる水面照らされず」の批評
回答者 たーとるQ
添削した俳句: 月をして秘めたる水面照らされず
池田らいてふさんこんにちは。
結論からいえば、読んでも意味が分からないのです。他の方は実際に月と暗い水面の光景を想定しているようですが私はさらに「秘めたる水面」というのが自らの抱え込んだ心情を比喩したものではないかと考えました。
いずれにしろ「月が照らせない」と季語を否定してしまっていることでいわゆる「季語の鮮度」削がれているのが問題です。(もしかすると無季なのでしょうか)
もし、月と水面が実際の光景なら
「月明かりほのかに湖の底照らさん」
自分の暗い心を詠んでいるのなら
「月光よ我の心を照らしたれ」
といった具合でしょうか。
もう少しヒントを詠み手に与えることを考えてほしいです。
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