「挙動不審の蝶となりたき日の鉄路」の批評
回答者 腹井壮
添削した俳句: 挙動不審の蝶となりたき日の鉄路
ハオニーさん、おはようございます。いつも御世話になります。私、この句を読んだ時えらく擬人が徹底されているなと思いました。犬釘でガッチリ据えつけられた線路が自由自在に飛び回る蝶を見て羨ましく思っている句かと。コメントを読む限りではどうも
(私が)挙動不審の蝶となりたき日の鉄路(の旅)
()の中を読者が想像しなければならない句のようです。夏井センセの仰る季語の鮮度や私の普段の投稿先の選者の評価予想は別として私の力では手を付けられない描写です。そこである俳人ならどう添削
するか考えてみました。
挙動不審者の如き蝶々かな
行き先の予測不能なチョウチョかな
「挙動不審の蝶」は齋藤朝比古氏に「やられた」と思わせるフレーズでしょう。
点数: 2