俳句添削道場(投句と批評)

長谷機械児さんの添削最新の投稿順の4ページ目

「寒月や漢字読めずに蜜柑喰ふ」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 寒月や漢字読めずに蜜柑喰ふ

もんなさん、こんにちは。

コメントにある「ひとまずみかんを食べてみる。」…「ひとまず」が良いなと思いました。

季重なりでどちらを残すかは当然「蜜柑」で、

 読めぬ漢字ありひとまづ蜜柑食ぶ

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「日を受けてクレンの空は春近し」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 日を受けてクレンの空は春近し

「エイジちゃん」さん、こんにちは。

御句について。

「日」で始まった句の描写の行き着く先が「空」というのは、話が元に戻っているような感じがしました。

「空」をクレーンの別の描写に変えるか、「空」という語をを消すか、といったところ、

 日を受けてクレーンの立つ春隣
 日を受くるクレーンや春遠からじ

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「冬たんぽぽ独りごちて歩きけり」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 冬たんぽぽ独りごちて歩きけり

「エイジちゃん」さん、こんにちは。

御句について。

上の句と中の句で音数を融通している破調の句のようですが、そんなにトータル十七音に拘らなくても…、と思いました。
それはそれで大事なのでしょうが、独りごちているのも歩いているのも「冬たんぽぽ」ではない(「冬たんぽぽ」は主語ではない)ので、「冬たんぽぽ」は字余りでも上の句として一旦はっきりと切って、中七下五は別にリズムを整えたほうが良いかと思います。

 冬たんぽぽ独りごちたる散歩道 (これは「山本山」かなあ、と独り言)
 冬たんぽぽ散歩しながら独りごつ

「冬たんぽぽ」と「独りごつ」があれば、「歩く」も「散歩」も要らないような気はして。「独りごつ」を、コメントの「暗唱句をとなえながら」というイメージの言葉に変えられないかな、という提案(改作レベル)を、

 冬たんぽぽ愛誦の句のぽろぽろと

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「病室のましろなる壁毛糸編む」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 病室のましろなる壁毛糸編む

げばげばさん、こんにちは。

御句について。

名詞「壁」で中七が切れていますが、この句の焦点は「壁」でよいのでしょうか。「毛糸編む」という動作に続くところから、壁を注視しているとは思えないですが。

病室が全体的に真白に漂白された感じ。患者本人または付き添いとして、この病室の中で毛糸を編んでいる。といった感じなら、「壁」を除いて、「病室」を具体化するのがよいのでは…と、

 術前の部屋ましろなり毛糸編む
 真つ白な小児病棟毛糸編む

今後ともよろしくお願いします。

点数: 1

「行きどまりフェンスに絡む冬の花」の批評

回答者 長谷機械児

添削した俳句: 行きどまりフェンスに絡む冬の花

こま爺さん、こんにちは。

御句について。

・「冬の花」という言葉が曖昧に見えます。この「花」が桜なら、「寒桜」(冬桜)や「返り花」、それ以外なら具体的な花の名の季語がよいかと。
・上五「行きどまり」。一旦ここで切れているようですが、意味としては「フェンス」に関連していて、切らない方が良いように思います。

フェンスに絡んでそうな花の一例として「アロエの花」を。あと、上五は「行きどまりの」と字余りにする手もありますが、どうにか音数の少ない言い換えが無いかなと考えて(これは関西方言らしいですが)、

 どん突きのフェンスに絡む花アロエ

今後ともよろしくお願いします。

点数: 0

長谷機械児さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

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回答数 : 4

投稿日時:

長谷機械児さんの添削依頼2ページ以降を見る

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