「天の川星の終はりを見てゐたか」の批評
回答者 げばげば
添削した俳句: 天の川星の終はりを見てゐたか
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句。中七下五にかなり詩があります。
星の終はりを見てゐたか
いいですねえ。
ここからは、添削の話ではありませんが、季語
が星だと、中七と近すぎるので、星が星を見ていた、というのが惜しい気がするのです。自分ならこのパワーある詩のことばを生かし切りたい。動物や植物季語を選ぶと思います。
たとえば、夜のイメージなら
ひきがへる星の終はりを見てゐたか
悠久の時間や銀河の渦巻きのイメージから
かたつぶり星の終はりを見てゐたか
星の死をイメージした赤さと不穏さのイメージから
からすうり星の終はりを見てゐたか
こんな感じです。実景の話でなく季語取り合わせの斡旋の話をしてすいません。実際は天の川を見て思ったはずなのに脱線してしまいましたが、私がこんな素敵な十二音が浮かんだら、何を考えて句に詩にしていくかの過程のたとえば論でした。添削道場なのに改作論や斡旋論たいへん失礼しました。
点数: 1