「吾子おくる行きつ帰りつ春の空」の批評
回答者 なお
添削した俳句: 吾子おくる行きつ帰りつ春の空
竜子さん、こんにちは。
御句拝読しました。
お子さんを送りましたとのこと、その行き帰りをお詠みになったのですね。
私が個人的にちょっと気になりましたのは、「おくる」です。もちろん竜子さんは、お子さんの目的地まで(あるいは途中まで)一緒に行くことを意味なさっていると思うのですが、「おくる」には、別に悲しい意味の時もあります。
以前私も友だちとか母をおくるとかの句を考えて、推敲ののちにやめたことがあります。
こんな懸念を避けるには、目的地、あるいはそれを示唆する言葉を入れると解消します。
・吾子おくる春初めての通学路
・吾子おくるピアノ教室春の風
もちろん、「行きつ帰りつ」という措辞がありますので、私の心配するような読みはされないとは思いますが、お伝えさせていただきました。
よろしくお願いします。
点数: 2