初秋の海を見下ろす墓地に風
回答者 イサク
こんにちは。
句が、墓参りという感じではなく、海への祈りとなっています。
(それでも良い、ということのような気がしますが)
南風なので、南向きの海岸での祈り、時期は夏、とするとどうしても太平洋戦争の鎮魂を思わせられますね。
夏ではなく初秋の季語を使えば、多少は戦争以外の感じは出るかもです。
点数: 1
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作者 黒猫 投稿日
回答者 イサク
こんにちは。
句が、墓参りという感じではなく、海への祈りとなっています。
(それでも良い、ということのような気がしますが)
南風なので、南向きの海岸での祈り、時期は夏、とするとどうしても太平洋戦争の鎮魂を思わせられますね。
夏ではなく初秋の季語を使えば、多少は戦争以外の感じは出るかもです。
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回答者 げばげば
こんにちは。
いつも勉強させていただいています。
御句、海を見下ろし合掌す、で、海への鎮魂を読み取ってしまいました。震災など他のイメージがついてくるように思います。
また「南風」が少し湿気の多い暑いイメージの夏だったからかもしれません。たとえば季語を「盆東風」などにして、少し秋の空気を出してみるのもいいかもしれません。
盆東風や海辺の墓地のしづまれる
としてみました。盆東風と墓地がちょっと近くなったかもですね。「秋風」「爽籟」とかがいいかもしれません。いかがでしょうか(*'▽')
点数: 1
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回答者 なお
こんにちは。黒猫様、いつもお世話になってます。
御句、懐かしい思いのするしっとりしたいい句だと思いました。こういうさだまさしさんのような句は好みです。
とはいえ、「海を見下ろし合掌」で解釈に迷いが出ました。というのは、海沿いの山の中腹にお墓があるなら、お墓は海に向いて立ててあるので、お参りは海に背を向ける格好になるのではないかと思ったからです。
しかしよくよく考えると、必ずしも海に向かって立っているとは限らないな、それなら海を見下ろして手を合わせることもあるなと納得しました。
そしたら、げばさんが、「海への鎮魂で手を合わせる」と。そうか、私はそこに思いが至りませんでした。もし黒猫さんが、お墓参りと共に、そうした慰霊鎮魂の意味を込めて海に手を合わせたのであれば、ますます「海に背を向けて」は大ボケになります。
そんなわけで、私の海に背を向ける提案句は控えて、原句を鑑賞します。げばさんの提案句も素敵です。
あ、でもやっぱり、背を向けた提案句、ご参考にに見てください。置かせていただきます。
海を背に合わす掌南風
下五は黒猫さんの季語を生かしましたが、秋の季語にすると趣が変わります。
海を背に合わす掌秋の風
よろしくお願いします。
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優れた添削・批評は日本俳句研究会の記事として、転載、引用させていただく場合がございます。ご了承ください。
先日お墓参りに行ってきました。
海沿いの山の中腹にある霊園なので海がよく見えます。