俳句添削道場(投句と批評)

なおじいさんの添削最新の投稿順の1225ページ目

「天高ししづかに軋む観覧車」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 天高ししづかに軋む観覧車

こんにちは。卓鐘様、いつもお世話になってます。

拙句「無人駅のトイレ」ご評価有難うございました。思いがけず高評価いただけて励みになります。

御句、観覧車ですね。私も実は最初は、下から見上げて、「こんなしっかりした観覧車も、耳をすませば軋み音がしているものだなぁ」という感慨を詠んだものかと思いました。その見上げている観覧車の背景に、高い空が広がっているという景です。
さすが卓鐘さん、と思ってコメント拝読。おお、違った、頂上付近の軋みのほうですか!なるほど、観覧車のゴンドラは頂上で揺れが変わりますからね。その微妙なところを詠もうとするとは、これまたさすがと思いました。ただ、それは、秋の季語を置き下五を観覧車にする縛りの中では無理ではないか、とも思いました。
原句でも、「絶対に落ちたりしない安全なゴンドラが静かに軋んでいる。その音が聞こえるのは、下界の喧騒から最も離れた頂上のつかの間の静寂の中だからである。またこのあとは、少しずつ、騒がしい地上に戻っていくのだ」という感慨が滲み出ていると思います。

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大皿に西瓜乗せ来る宿あるじ

回答者 なおじい

添削した俳句: 大皿に西瓜持て来る宿の主

こんにちは。知世様、いつもお世話になってます。

御句、私も似たような記憶がありますよ。スイカは一人でしみじみ食べるのも、それはそれでいいですが、やはり大勢でワイワイと食べるのは楽しいですね。そんな情景が思い浮かんでいい句と思います。

提案句は、「持て」を「乗せ」にしてみました。せっかくの「大皿」を活かしたいと思ったからです。宿の人がスイカを丸ごと持ってきたのではなく、切って大皿に乗せてきてくれた、という感激を表したかった。仮にこれが大皿がなくて、上五が「突然に」とかであれば、「持て来る」でなくてはならないと思いますけどね。
もう一つ、「持て来る」よりも「乗せ来る」のほうが、現代人の耳には自然かなというのもありました。

下五は「宿あるじ」としましたが、知世さんが「座りが悪い」とおっしゃるのであえて別案として考えたものであり、「宿の主」でいいと思います。

ずっと昔、友人と行ったスキー宿で、そこの主人が思いがけずコーヒーを淹れて持ってきてくれたことがありました。あれは美味しかったなぁ。

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「吟行のいつも殿秋日傘」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 吟行のいつも殿秋日傘

こんにちは。久田しげき様、いつもお世話になってます。

御句、いい句ですね。伸びやかで明るくて。そもそも吟行でスタコラ歩く人って、なんなのでしょう。通勤じゃないんだから。道の両脇を見て、道端を見て空も見ていたら、遅くもなりますね。ましてメモをしていたら…。
話はそれますが、私は思いついたらすぐにメモしないと、その時にどれほど強く思っていても、しばらくするとコロッと忘れてしまいますよ。

それにしても、御句の「殿」は「しんがり」と読み、最後尾という意味とわかる人はおそらく年々減ってきているのではと思います。久田さんのような方に使い続けていただきたいです。

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「舟形の西瓜の底を掬ひけり」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: 舟形の西瓜の底を掬ひけり

こんにちは。よし造様、いつもお世話になってます。

御句、いい感じと思います。。私の好きな句に「妻癒えてメロンの舟に匙の櫂」本宮鼎三というのがあります。とても素敵な句ですが、よし造さんの句もこれを彷彿とさせるものがあります。
良句を有難うございました。

点数: 1

「イスラムのタイルに零る素馨かな」の批評

回答者 なおじい

添削した俳句: イスラムのタイルに零る素馨かな

こんにちは。知世様、いつもお世話になってます。

御句、初読は、「読めない〜」これが第一印象でした。
鑑賞まで行かずコメント拝読。ふりがな(読み)があるかと期待しましたがわからず調べました。なるほど、「イスラムのタイルにこぼるそけいかな」これでよろしいでしょうか?
読めてホッとしましたが、あとは御句に流れる、というか感じられる異国情緒を味わわせていただきました。
提案句は次のものを置かせていただきます。
イスラムの床にジャスミン零れ落つ

でも「タイル」、重要ですよね…。

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