俳句添削道場(投句と批評)

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船留まり雄の囲いし炎天下

作者 白階夕市  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

「留まり」という漢字の表記に迷いました。
漁師が、釣った魚を陸に移している様子を表現しました。

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炎天や収獲運ぶ漁師たち

回答者 なお

白階夕市様、こんにちは。

御句拝読しました。
すでに複数のコメントが寄せられていますが、私からも一言。
全体に、何がおっしゃりたいのかわからないですね。その理由をいくつか。
1. 「船溜まり」、この表記が正解だと思います。ただ問題はそこではありません。
私の家の近所に船溜まりはありますが、そんなところで魚の揚げおろししますかね?船溜まりは、車で言えば駐車場です。今回のケースで言えば、獲れた魚を陸に揚げるのは港であり、揚げ終えた船は、これから水揚げをする他の船の邪魔にならないように他に移動します。そこで留めておくのが船溜まりなのです。そうなるとちょっとおかしいでしょう?
2. 「雄」。おそらく、「男の人たち」の意味かと思いますが、そう思ってくれる人はいませんよ。どう考えても「オス」または「ユウ」です。そもそもどう読むのですか?「おとこ」ですか?それなら「男」と書くことをお勧めします。なぜ雄?漁師の雄壮さに感動したから?でもその感動をこの一字で表すのは難しいと思います。
3. 「囲いし炎天下」。意地悪で言うわけではないですが、プレバト風に言うと、「炎天下を囲んでどうするの?」となります。

提案句は、ベストとは思いませんが、いつも使わないような言葉を無理して使わず、シンプルに、素直にということをお伝えしたくて置かせていただきました。

頑張ってください。

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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炎天や漁船囲ひし漢かな

回答者 げばげば

句の評価:
★★★★★
★★

こんにちは。
はじめまして、げばげばと申します。

御句拝見しました。
船留まり なのか 船溜まり、なのか正解はわからなかったのですが、
初見で、男たちがいっぱい船の周りにいて、炎天下であることはわかりました!
「雄」という言葉がベストかはわかりませんが、雄々しい感じは出ています。
「囲いし」というのは連体形なので、「雄が囲った炎天下」という意味にはなってしまっています。それを狙っていたのかもしれませんが、

炎天下雄の囲ひし船留まり

の方が正しそうです。ただ、それでも船留まりで何をしてるのかな?ともなるので、漁船と書いてもいいような。

炎天下雄の囲ひし漁船かな

いや、漁船メインになるので、

炎天や漁船囲ひし漢かな

最終こんな形にて提案句。いろんなことを考えて、句が動いていきました。
ちなみに「雄」のかわりに「男の中の男」を選んでみました。いかがでしょう、句意に沿いますでしょうか?

点数: 2

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「船留まり雄の囲いし炎天下」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。

◆「雄」は「オス」と読んでしまうので、この一文字で「人間の男」を表現するのは少々乱暴かと・・・何と読ませようとしたのでしょうか?
◆「雄の囲いし炎天下」先に他の方から出ていますが、「炎天下を雄の動物が囲っていました(過去形)」という意味になります。
◆それらの言葉を理解しやすく修正したとして、白階夕市様は「船溜まりを囲っている男」という文章読んだときに、「漁船から魚を水揚げしている漁師たち」と一発で解釈できますか・・・?
 私でしたら「借金を返せないから船を取り上げに来た借金取りが船を囲んでいる」ぐらいの想像もしてしまいそうです。
 すくなくとも誤読が減るように、「漁師」「漁夫」などの単語を使った方が良いのではないかと思います。
◆同じく誤読を防ぐために、「雄の囲いし」と遠回しに言わず、できるだけ簡潔に直接の描写をした方が良いかと思います。

提案する句は下のような感じです。

・炎天に獲物を運ぶ漁師かな
・炎天の水揚げの漁夫船溜まり

点数: 1

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添削対象の句『船留まり雄の囲いし炎天下』 作者: 白階夕市
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