俳句添削道場(投句と批評)

なおさんの添削最新の投稿順の1364ページ目

「見上ぐれば下弦の月に雲かかる」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 見上ぐれば下弦の月に雲かかる

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。あらちゃんさんにしては、上五「見上ぐれば」とは珍しいな、これは言わなくても良いのでは?とか思い、皆さんのコメントを拝読。
するとその点は皆さん言及なさっており、あらちゃんさんもご返信なさっていますね。
それを踏まえて提案させていただきます。
本句のポイントは下弦の月にあると思いました。通常、私たちが見るのは上弦の月ですよね。なぜなら下弦の月は夜中に出て明け方に沈むから普通は寝ていて気がつかない。それにも関わらず下弦の月。
そこで考えました。
暑くて眠れず夜中に起きたのでしょう!外まで出たかもしれない。なんでもなく目に入ったのではなく、積極的に空を仰いだのです。
だからあえて「見上ぐれば」となさったのでしょう。

その上での提案句です。

・眠れずに見上ぐる空に下弦の月
・寝て起きて下弦の月を見上げをり
・真夜中に雲居の下弦の月見上ぐ

三句目は中八です。すみません。

点数: 1

「姿なく秋は短し赤蜻蛉」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 姿なく秋は短し赤蜻蛉

toeさん、こんにちは。
御句拝読しました。すでに慈雨さんが適切なコメントなさっています。
季語が秋と赤蜻蛉、重なっていますが、難しいのは、もし「姿なく」が赤蜻蛉であるなら、姿のないものが季語として作用するか?という点なんです。
例えば赤蜻蛉は秋の季語ですが、赤蜻蛉の姿がないのは冬から春となります。なんだか変ですよね?
この辺について私も悩んで、先日この道場のメンバーに相談しましたよ。私の時は毛虫でしたけど(笑)。

それはそれとして、御句、普通に読みますと、慈雨さんの鑑賞のようになると思うのですけれど、私は、先に述べたようなこともあるので、ちょっと違う読み方をしてみますね。

姿のないのは恋人です。夏は終わり、どこかへ行ってしまってもう会えなくなった。
でも私のスマホには、あの人の留守電が残っているんだ。

・姿なく声だけの君赤蜻蛉

中七を、季重なり解消も兼ねて大幅に変えてしまいました。ごめんなさい。
こんな読み方もあるかなぁということでご容赦ください。

点数: 0

「星砂を探し求むや秋の浜」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 星砂を探し求むや秋の浜

あらちゃんさん、こんにちは。
御句拝読しました。「星の砂」、懐かしい。小柳ルミ子さんの歌がありましたね。作詞は関口宏さんでした。好きな歌です。

真夏の暑い中では星の砂どころではない。少し涼しくなってきたので、では探そうかということで、秋の浜としっくり合っていますね。
水着ではなく、普通に服を着た作者の姿が砂浜にあります。

でもなぜ、「探し求む」まで語句を、強めたのだろう。星の砂なら、まあ、「なくてもいいや」的な、草原の四つ葉のクローバーみたいなものです。それなのになぜ、「探し求める」?

そうか、これって、単に本当の星の砂ではなく、例えば夏の大切な思い出、出会った人とか、そういうこと?あのキラキラとしていた面影を例えていらっしゃる?

・・・素敵な詩ですね。

ただ、私は中七を「や」で切らなくてもいいのかなとは思いました。

・星の砂探し求むる秋の浜

ただ、上五を「星砂を」になさったのも、「や」の切れを入れたのも、あらちゃんさんのことですからお考あってのことと思い、やはり原句のままいただきます!

点数: 0

「猫じゃらし遠い記憶の三毛猫」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 猫じゃらし遠い記憶の三毛猫

ロミさん、こんにちは。入り猫の思い出ですね。私も似たような記憶があります。もう半世紀前ですけど(笑)、忘れられません。

御句、いいのですが下五が「三毛猫」と四音で、ちょっとリズムが良くないような。
季語の「猫じゃらし」を最後に持ってきましょうか。

・三毛猫の遠き記憶や猫じゃらし

なんとなく、リズムは落ち着いたような気がします。

ただ、「遠い記憶」が漠然としている点と、「猫」が重複している点は工夫できそうですね。

コメントにいいエピソードがあります。

・風呂友の三毛の記憶や猫じゃらし

下五に猫じゃらしがあるので、三毛は猫のことだとわかってもらえると思います。
その猫ちゃん、いつまでも覚えていてあげてくださいね。

点数: 2

「目黒でも目白でも秋刀魚は秋刀魚」の批評

回答者 なお

添削した俳句: 目黒でも目白でも秋刀魚は秋刀魚

ヒッチ俳句さん、こんにちは。
御句拝読しました。これは面白いですねー。でもご自身でご懸念のように、川柳のように読めてしまうかもしれないですね。
私は川柳とは思わず、旬のものはどこでも美味しいということだと思いました。
ただ、ちょっとリズムが今一つのようでそこが引っかかり、全体の評価に影響してしまうのではと思いました。

そこを解消するために、ちょっと提案させてください。

・目黒でも目白でも良き秋刀魚かな
・目白でも目黒に負けぬ秋刀魚かな

目赤や目黄、目青もあるそうですよ!続編を期待します(笑)!

点数: 1

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