回答者 卓鐘
添削した俳句： 泥酔の記憶の欠片水中花
コメントありがとうございました！
心情句のつもりではなかったですが、なんだかそんな感じにみえちゃいますねw
さて、御句、ピタっとくる取り合わせで、おかしみもあっていい句と思います！強いていうなら字面的に欠片はひらがな表記が良いかと思います。
泥酔して断片的な記憶だけが浮かぶ、繋がりはない。翌日と読むなら頭痛や気持ち悪さがのこる。断片なので現実感もうつろな記憶。そして作り物故に鮮明な水中花が水の中にある。涼しげな土曜日の朝でしょうか。
水中花が酒中花の別名をもつことも洒落てますね。
点数: 4
回答者 卓鐘
添削した俳句： スーパーに埃まみれの雨蛙
こんにちわ
「埃まみれの雨蛙」いいですね！これだけで詩があります。それだけに「スーパーに」がゆるくてもったいない！状況が広すぎるのと少し散文的にみえます。また、埃まみれかどうかは、蛙を遠目でみただけでは判断つかないので、スーパーにいただけではそこに時間軸のずれがでてきます。（コメントにも発見した→拾ったら気づいたとありますね）
そこにリアリティーが薄れてしまうので埃まみれを発見した状況を切り取った方がいいですね。事実はスーパーのフロアーかもですが。。
レジ台に埃まみれの雨蛙
点数: 4
回答者 卓鐘
添削した俳句： 蕣の起きるころ寝ぬ長休暇
初めまして。
是非是非、これを機に俳句
御句ですが、効果がないのに難しい言葉や古語、言い換えなどしない方が良いです。簡単な言葉で深い世界を詠めた方がかっこいいものです。
朝顔の起きる頃寝る夏休み
まずはこれで十分。季重なりだろうと、長休暇と言い換えたところで日本語として窮屈だしせっかくの学生の情報が落ちてわからなくなります。
次に擬人化ですが、まずもって擬人化は陳腐だと思った方がいいです。擬人化することで、ありありとその状況や詩としての実感が伝わる時には有効ですが、朝顔が朝花開くというのを「起きる」との擬人化ではつまらないですね。
朝顔のひらくころ寝る夏休み
ここまでくると言いたいことが素直にストレートに伝わります。
ただここからが季重なりの難しいところ。
朝顔が開く頃の清々しい時間帯と、その時間まで起きて過ごしている夏休みという、季語
かといって、長休暇という強引な言葉を持ってきたところで、わかりにくくなるだけ。
夏休み（長休暇）だから、夜遅くまでいてという理屈（俳句は短いので理屈っぽさを嫌います。）を消して、何をしてたかに具体性を持たせると、例えば、
ゲーム機をしまひて朝顔ひらく頃
とすると季重なりによる焦点のブレが解消されますね。
点数: 4
回答者 卓鐘
添削した俳句： 早咲きのコスモス揺れる夏の宵
こんにちわ
季重なりは別にやっちゃいけないってわけではないし、早咲きなんでまぁいいかなぁと。
夏の宵とあわせちゃうと、早咲きだから夏だという理屈、説明っぽさをかんじちゃいました。
コスモスがゆれている（コスモスはたいてい揺れている）夏の宵だなぁに、夏だから早咲きつけました。という感じ。
まぁそれがいいなぁということで、それ事態は否定するものではないですが。
全くご本人の言いたいこととはかわっちゃいますが、作品としてということだけ追求すると
早咲きのコスモスゆれる原爆忌
とかしたらなにやら言いたげな奥行きは出せるかな😅
点数: 4
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