「生きるべく死体となりし籠の虫」の批評
回答者 卓鐘
添削した俳句: 生きるべく死体となりし籠の虫
こんにちわ。
内容が、「虫籠で虫が死んだふりをしているという」だけですから、これを俳句に昇華するにはなかなかの表現技法が必要になるでしょうね。なかなか難しいチャレンジです。
「生きるべく死体となりし」ではちょっとわかりづらくなっているし、割と月並み。
生くるとは喩へば蟲の死せる振り
むずい。
点数: 1
回答者 卓鐘
添削した俳句: 生きるべく死体となりし籠の虫
こんにちわ。
内容が、「虫籠で虫が死んだふりをしているという」だけですから、これを俳句に昇華するにはなかなかの表現技法が必要になるでしょうね。なかなか難しいチャレンジです。
「生きるべく死体となりし」ではちょっとわかりづらくなっているし、割と月並み。
生くるとは喩へば蟲の死せる振り
むずい。
点数: 1
回答者 卓鐘
添削した俳句: ババ抜きのババに好かれて夜長かな
こんばんは
ジョーカーにやけに好かれる夜長かな
水曜日にいい教材が、ありましたねー!
リフレインという技にたよっていましたが、「ババ」だけでババ抜きとわかるので、「ババ抜き」はいらなかったし、さらに「ババ」とまでは言い過ぎだったみたいですね。ジョーカーの方が怪しさの雰囲気もでるし、説明がいらなかった。
と、実際の句がでて、僕もわかった。でもあと一歩じゃないですか!ちなみに同じタイプの句に分類してそのなかでは一番のものを選ぶようです。
点数: 1
回答者 卓鐘
添削した俳句: 理屈屋が日本だめだと梨を食う
こんにちわ
いつもコメントありがとうございます。
御句着想は面白いですが、「理屈屋」が理屈・説明ぽくないですか?なぜ理屈屋だとわかるんだと。(読者に理屈屋だろうなと思ってもらう方が得)
日本は駄目だと梨を喰ふ男
点数: 2
回答者 卓鐘
添削した俳句: 梨を食ひ季語のことなど考へる
こんばんわ
御句、もう少し梨に対しての作者の捉えた方を句に滲ませたいですね。出ないとなぜ梨であるか?と言う疑問が鑑賞を邪魔して。また「季語」だと読者の対象が狭くなってしまうので、広げたほうがいいかなぁと。
また、これは僕の感想ですが、ずっと考えている空気を出すには、切れは最初にあった方がいいのではないかと思いました。
梨食ふや悲しき詩など考へて
※「悲しき」の部分は作者の捉え方次第でどうとでも。
点数: 2
回答者 卓鐘
添削した俳句: 黒板のメトロノームに揺れる視界
初めまして!これから俳句を始められるとのこと!楽しみにしています。
いいと思って出した句もこの道場では、(私含めて)素人が好き勝手言いますので、あまり落ち込まず納得できる部分だけを取り入れていってください。芸術に絶対はありませんので。
では早速好き勝手言います。
「黒板の音がメトロノームの音に聞こえた」と言う捉え方、それを詠もうと思ったことはとても良いと思います。ですが、いくつか初歩的な問題点があります。
1、季語がない
もちろん無季の俳句というものもありますが、これにチャレンジするにはかなり大変。まずは、一つ季語を入れて、季語の力を借りることをお勧めします。季語は、それだけで本意(ほい)と呼ばれる共通イメージを持っていて、これが詩を生むのにめちゃくちゃ有効です。イメージの力で、感情、気分、そんなものを表すこともできます。
2、わかりやすく
「黒板のメトロノーム」が比喩には見えない。
比喩かどうかとても判別しずらいです。黒板にメトロノームが置いてあるのか?と見えてしまいます。わかりにくく書くのではなく、わかりやすく書くのが基本です。
3、無駄な言葉や説明は避ける
「揺れる視界」は、眠いことを説明している言葉です。基本的に見ているものを描写する方が説得力がでます。「視界」ではなく「具体的なもの」を揺らした方がいいでしょう。また、眠いだろうなというのは季語に語ってもらうのが良さそうです。
季語を入れると「メトロノーム」「黒板」と長い音が続くので「揺れる」は「メトロノーム」に託し、揺れのイメージを託す方向で。
小春日や板書のメトロノームめく
小春は冬の季語ですが季節ずらして「春昼や」とかでもでもいいと思います。眠そうな気分は出るかと。
ちなみに「目借り時」なんて、眠くなる時間帯といった意味の季語もありますが、これでは眠いからメトロノームみたいに聞こえるという因果関係が強くなるので良くないです。
点数: 4
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