俳句添削道場(投句と批評)

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黒板のメトロノームに揺れる視界

作者 ひしひし  投稿日

要望:厳しくしてください

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

はじめまして。ひしひしと申します。
初めての投句でございます。
学生時代の頃を思い出し、黒板に文字を書く音がまるでメトロノームのように聞こえ、うとうとと睡魔に襲われている様子を詠んでみました。
これから俳句を勉強しようと思っている初心者でございます。
添削の程、宜しくお願いいたします。

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「黒板のメトロノームに揺れる視界」の批評

回答者 なおじい

ひしひしさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。厳しくしてくださいとのことですが、もはや先の方々がしっかりとしたアドバイスをなさっていますので、私は極めて簡潔に。

今のままでは、読んだ人は、作者が何を伝えたいのかよくわからないと思います。「黒板のメトロノーム」も「揺れる視界」も一生懸命お考えになったと思いますが、その分、わかりにくくなっている気がします。
最初のうちはもっと素直に、自然なほうがいいと思います。

・カツコツと黒板の文字秋の昼
・コツカツと板書や秋の昼下がり

句の評価:
★★★★★

点数: 1

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「黒板のメトロノームに揺れる視界」の批評

回答者 卓鐘

句の評価:
★★★★★

初めまして!これから俳句を始められるとのこと!楽しみにしています。
いいと思って出した句もこの道場では、(私含めて)素人が好き勝手言いますので、あまり落ち込まず納得できる部分だけを取り入れていってください。芸術に絶対はありませんので。

では早速好き勝手言います。
「黒板の音がメトロノームの音に聞こえた」と言う捉え方、それを詠もうと思ったことはとても良いと思います。ですが、いくつか初歩的な問題点があります。

1、季語がない
もちろん無季の俳句というものもありますが、これにチャレンジするにはかなり大変。まずは、一つ季語を入れて、季語の力を借りることをお勧めします。季語は、それだけで本意(ほい)と呼ばれる共通イメージを持っていて、これが詩を生むのにめちゃくちゃ有効です。イメージの力で、感情、気分、そんなものを表すこともできます。

2、わかりやすく
「黒板のメトロノーム」が比喩には見えない。
比喩かどうかとても判別しずらいです。黒板にメトロノームが置いてあるのか?と見えてしまいます。わかりにくく書くのではなく、わかりやすく書くのが基本です。

3、無駄な言葉や説明は避ける
「揺れる視界」は、眠いことを説明している言葉です。基本的に見ているものを描写する方が説得力がでます。「視界」ではなく「具体的なもの」を揺らした方がいいでしょう。また、眠いだろうなというのは季語に語ってもらうのが良さそうです。

季語を入れると「メトロノーム」「黒板」と長い音が続くので「揺れる」は「メトロノーム」に託し、揺れのイメージを託す方向で。

小春日や板書のメトロノームめく
小春は冬の季語ですが季節ずらして「春昼や」とかでもでもいいと思います。眠そうな気分は出るかと。
ちなみに「目借り時」なんて、眠くなる時間帯といった意味の季語もありますが、これでは眠いからメトロノームみたいに聞こえるという因果関係が強くなるので良くないです。

点数: 4

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「黒板のメトロノームに揺れる視界」の批評

回答者 こま爺

句の評価:
★★★★★

こんにちは。関連する俳句のルールを一つづつ解説します。

1 季語は必ず一つ
俳句の基本ルールとして季語を一つ、コメントから察するに「目借り時」が合うかと思います。ただし季節は春ですが。

2 比喩を使う
メトロノームのように眠気を誘うはまさに比喩の手法です。しかし実際にメトロノームが黒板の前にあるようにも取れるので、明確に「メトロノームのごとき」と言うべきです。

4 言葉を言い換えて簡略化を試みる
古い言い方ですが、拍節器に変え一字減らしましょう。

5 破調、句股がりを使う
それでも通常の五七五の調子に当てはめるのうまくいかないので、五八四と破調、すなわち句股がりという手法を使います。

結局、
”目借り時拍節器ごとき黒板”

長くなりましたが俳句のルールをまずはここに掲げたもの学習してください。

ルールや季語については、書籍もありますが、ネットで検索するのが早いです。ご参考までに。

点数: 2

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「黒板のメトロノームに揺れる視界」の批評

回答者 竜子

句の評価:
★★★★★

ひしひし様 こんにちは
初めましてよろしくお願いします。
お二方が詳しくコメントされていますので
提案句だけ
黒板の眠たき音や蚯蚓鳴く
蚯蚓鳴くが季語です。
よろしくお願いいたします。

点数: 2

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添削対象の句『黒板のメトロノームに揺れる視界』 作者: ひしひし
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