俳句添削道場(投句と批評)

イサクさんの添削最新の投稿順の1412ページ目

「白猫に積もり積もりしふゆげしき」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 白猫に積もり積もりしふゆげしき

おはようございます。はじめまして。

◆説明がなければ下五は「冬景色」としか思えず、「なぜわざわざ平仮名にしているんだろう?」という疑問だけ残りました。
 コメントでやっと「下五にふたつの意味にかけて、そのために平仮名にした」ということは理解しましたが、これはわからないなあ・・

◆コメントを読まずに句だけ見た場合「【冬景色が積もる】という表現・文章がおかしい」という感想も出るのではないかと思います

俳句で「かけことば」はあまりお勧めできません。
 川柳と違って、ダジャレ感は俳句の詩を損ねる場合が多いです。
 (川柳については、かけことばにこだわらないものもあるようですが、詳しくないのでこの辺で)
 かけことばにしてしまったせいで、季語「冬景色」の力が弱まってしまったのではないかと推測します。

実際は「冬景色」ではなく「冬毛」を見ているとのこと。「積もる」は「冬景色」には合わせにくいので、提案句は「冬毛」にします。

・白猫に積もり積もれる冬毛かな

点数: 0

「風吹きて空の垂るるや冬の山」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 風吹きて空の垂るるや冬の山

おはようございます。

「空の垂るる」という措辞に、どのような風景を想像したらよいかわかりませんでした。「垂るる」にピンと来ず。
コメントの「空が低くなり冬山らしい」というのを見ても想像できず。

上五「風吹きて」とありますので、風に吹かれて形が変わるものなら想像しやすいのですが。たとえば「雲の垂るる」なら、遠くの山に雲が垂れ下がっているような形になっているのかなあ?など想像できます。
でも御句は「空の垂るる」

もう少しヒントを上五あるいは下五で補うか、中七に想像しやすい風景を出すか、というのを思いましたが・・

点数: 1

「桜舞う風に揺れる花春の息吹」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 桜舞う風に揺れる花春の息吹

こんばんは。はじめまして。

前の句も拝見しました。同時にこちらでコメントします。

俳句の「五七五」のリズムをあまり理解できていないのだと思います。
「五七五」のリズムにはには日本語を美しく聞かせる効果があったり、他にも意味があります。
まずリズムとして守るようにしてみてください。

数えるときには音数で。

前の句「紅葉舞う夜秋風に耐えし静寂の中」
【もみじまうよる/あきかぜにたえし/せいじゃくのなか】
 ⇒こう読んだ場合、七・八・七です
【もみじまうよ/あきかぜにたえし/しじまのなか】
 ⇒漢字の部分を少し短く読んでも 六・八・六です

今回の句「桜舞う風に揺れる花春の息吹」
【さくらまう/かぜにゆれるはな/はるのいぶき】
 ⇒こちらは五・八・六です。

リズムが守れていれば多少の字余りは気にならないものですが、上の二句は、リズムの悪さが損しています。
特に中七を八音にしてリズムを整えるのは、難しいと言われています。

季語は一つ、を意識してください。
 季語は主役です。主役が多い舞台は、なかなか筋が通って見えないものです。

前の句「紅葉舞う夜秋風に耐えし静寂の中」
⇒「紅葉」「秋風」と二つの季語があります。「紅葉」とあれば秋のことですので、たとえば「秋風」は「風」にできます

今回の句「桜舞う風に揺れる花春の息吹」
⇒「桜」「花」「春(の息吹)」と季語が三つあります。
 「桜」と言うだけで春だということはわかりますし、「花」と言わなくても咲いていることはわかります。

◆俳句を作る時に、三つの言葉をそれぞれ別々に考える癖があるのではないでしょうか。それぞれの句がブチブチとみっつに分かれているようです。
 紅葉舞う夜/秋風に耐えし/静寂の中
 桜舞う/風に揺れる花/春の息吹

ブチブチ切れるのはあまりよろしくないです。

他にもいろいろあるのですが、さておき。

上記の◆いくつかと、それぞれの句のコメントから、句を考え直してみると、

・静寂や紅葉は枝を離れない
・桜舞う息吹のような風に舞う

こんなところでしょうか。

まずは「五七五」を意識することと、「季語一つ」を意識するところから、頑張ってみてください。

点数: 2

「おはようと起こすその手は冷たしや」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: おはようと起こすその手は冷たしや

こんばんは。

俳句は短いですし、説明を嫌いますので、自分が思っているほどは伝わらない、と思ってください。
伝わらない部分は受け手の想像に任せるわけですが、作者が「受け手の想像に任せます!」と言っていては俳句の腕が上がらないのが悩みどころ。

御句、
◆「その手」の「その」が不要に感じますね。
 コメントにあるように妻なら「妻」と入れた方が良いような。
◆下五で「や」の詠嘆は難しいといわれています。疑問の「や」にも見えてしまいますし。

語順そのままなら
・おはようと起こす妻の手冷たきこと
・おはようと揺すりて妻の手冷たし

まだいろいろできそうです

点数: 2

「秋の空響き渡るはピアノの音」の批評

回答者 イサク

添削した俳句: 秋の空響き渡るはピアノの音

こんばんは。

改良点、ですか。
すべて例外はあるとして、

◆「○○するは△△」という講談のような作為のある言い回しは、あまり俳句向きではありません。
◆「響き渡る」と音のことを言っているので、最後に「音」とわざわざ説明する必要があるかどうか。省略できるのではないでしょうか。

・秋空を響き渡れるピアノかな

◆で、もう少し季語を立てるとしたら、語順。
 季語は下五の方がいいかもですね。
 秋の空へ演奏が広がっていく雰囲気が出しやすいと思います。

・ピアノいま響き渡れり秋の空

点数: 3

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