俳句添削道場(投句と批評)

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桜舞う風に揺れる花春の息吹

作者 れい  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

桜が舞っていて風に花が揺れているという句です(今の時期には会っていませんが…)

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「桜舞う風に揺れる花春の息吹」の批評

回答者 なお

れいさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。先にイサクさんが二句まとめて適切なコメントなさっていますので、私も二句一緒で申し訳ありませんが、重ならないところをコメントさせていただきます。

言葉の問題ですが、俳句では「舞う」とか「揺れる」とかは実によく使われるので、何か工夫しないとあるある俳句になってしまいます。
例えば、イサクさんはご提案句で、舞うをお使いになりながら「…舞う…舞う」とリフレインという工夫で類想感を消していますね。

次に、意味が通じるか、矛盾していないか?という点です。
紅葉の句のほうは、
「紅葉舞う夜秋風に耐えし静寂の中」
紅葉が舞っているのか、枝にくっついて耐えているのか分かりにくいです。そもそも耐えているのがだれ(何)なのか分からない。
桜の句のほうは、
「桜舞う風に揺れる花春の息吹」
桜舞う、ということは花びらが枝から離れたことを意味しますが、風に揺れる花といえば枝に付いている花を想像します。どっち?両方?

両句に言えますことは、言わんとしていることが十七音には多いということで、それが字余りにもつながっていると思います。

・散る紅葉散らぬ紅葉や夜の風
・散る桜散らぬ桜や風の中

この提案句は例えばのもので、「こんな風にしなくてはダメよ」などというようなものではないですよ。

次は、他の皆さんのおっしゃるように、「五七五・季語一つ」で、また聞かせてください!

句の評価:
★★★★★

点数: 0

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「桜舞う風に揺れる花春の息吹」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。はじめまして。

前の句も拝見しました。同時にこちらでコメントします。

俳句の「五七五」のリズムをあまり理解できていないのだと思います。
「五七五」のリズムにはには日本語を美しく聞かせる効果があったり、他にも意味があります。
まずリズムとして守るようにしてみてください。

数えるときには音数で。

前の句「紅葉舞う夜秋風に耐えし静寂の中」
【もみじまうよる/あきかぜにたえし/せいじゃくのなか】
 ⇒こう読んだ場合、七・八・七です
【もみじまうよ/あきかぜにたえし/しじまのなか】
 ⇒漢字の部分を少し短く読んでも 六・八・六です

今回の句「桜舞う風に揺れる花春の息吹」
【さくらまう/かぜにゆれるはな/はるのいぶき】
 ⇒こちらは五・八・六です。

リズムが守れていれば多少の字余りは気にならないものですが、上の二句は、リズムの悪さが損しています。
特に中七を八音にしてリズムを整えるのは、難しいと言われています。

季語は一つ、を意識してください。
 季語は主役です。主役が多い舞台は、なかなか筋が通って見えないものです。

前の句「紅葉舞う夜秋風に耐えし静寂の中」
⇒「紅葉」「秋風」と二つの季語があります。「紅葉」とあれば秋のことですので、たとえば「秋風」は「風」にできます

今回の句「桜舞う風に揺れる花春の息吹」
⇒「桜」「花」「春(の息吹)」と季語が三つあります。
 「桜」と言うだけで春だということはわかりますし、「花」と言わなくても咲いていることはわかります。

◆俳句を作る時に、三つの言葉をそれぞれ別々に考える癖があるのではないでしょうか。それぞれの句がブチブチとみっつに分かれているようです。
 紅葉舞う夜/秋風に耐えし/静寂の中
 桜舞う/風に揺れる花/春の息吹

ブチブチ切れるのはあまりよろしくないです。

他にもいろいろあるのですが、さておき。

上記の◆いくつかと、それぞれの句のコメントから、句を考え直してみると、

・静寂や紅葉は枝を離れない
・桜舞う息吹のような風に舞う

こんなところでしょうか。

まずは「五七五」を意識することと、「季語一つ」を意識するところから、頑張ってみてください。

点数: 2

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