「桜舞う風に揺れる花春の息吹」の批評
回答者 なお
れいさん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。先にイサクさんが二句まとめて適切なコメントなさっていますので、私も二句一緒で申し訳ありませんが、重ならないところをコメントさせていただきます。
言葉の問題ですが、俳句では「舞う」とか「揺れる」とかは実によく使われるので、何か工夫しないとあるある俳句になってしまいます。
例えば、イサクさんはご提案句で、舞うをお使いになりながら「…舞う…舞う」とリフレインという工夫で類想感を消していますね。
次に、意味が通じるか、矛盾していないか?という点です。
紅葉の句のほうは、
「紅葉舞う夜秋風に耐えし静寂の中」
紅葉が舞っているのか、枝にくっついて耐えているのか分かりにくいです。そもそも耐えているのがだれ(何)なのか分からない。
桜の句のほうは、
「桜舞う風に揺れる花春の息吹」
桜舞う、ということは花びらが枝から離れたことを意味しますが、風に揺れる花といえば枝に付いている花を想像します。どっち?両方?
両句に言えますことは、言わんとしていることが十七音には多いということで、それが字余りにもつながっていると思います。
・散る紅葉散らぬ紅葉や夜の風
・散る桜散らぬ桜や風の中
この提案句は例えばのもので、「こんな風にしなくてはダメよ」などというようなものではないですよ。
次は、他の皆さんのおっしゃるように、「五七五・季語一つ」で、また聞かせてください!
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桜が舞っていて風に花が揺れているという句です(今の時期には会っていませんが…)