俳句添削道場(投句と批評)

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「三代の流す背中や敬老日」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 三代の流す背中や敬老日

自分の強みが分かっているのは、俳句をする上でとてもいい道しるべになります
そういうわけで私も自己分析を
私は遠花火、棄案山子、雪しまく、などの五拍の季語がとても好きです
わざと句を定型からずらすのはお手のものです

今回、この句は問題なく型に収まっています
無理に直す必要はありませんが、どうしてもというのなら「二音の使い方を吟味する」というのはいかがでしょう?

三代の流す背中や敬老日
やれる可能性は背中の「中」だけです
背でも背中でも、読み手に伝わるものはさほど変わらないでしょう

引くところは教えられますが、足すところは腹胃壮様に見つけていただきたいと思っています
悩み抜いて、悩み抜いた末に得られたものが、本当の実力ですから

三日後に、私なりの答えを投稿します
もしかしたら、私よりいい答えがたくさん見つかるかもしれません

点数: 1

あしもとに鳴ける枯葉を纏いけり

回答者 ハオニー

添削した俳句: 足先が奏づ枯葉のまといつく

わずかなニュアンスがうまく読み取れませんでしたが…
作者が枯葉の上を歩く音が美しくて、枯葉たちが「スターに群がるファン」のようにまといついたのか、と私は解釈しました

この「奏づ」はけっこう癖があります
枯葉を踏む音を表現したい気持ちは分かるのですが、「奏づ」でカットを切ってしまうと季語の「枯葉」が主役になりきれません
「枯葉」に対する擬人化(高度な技)を入れると、主役として引き立つでしょう

そして「あしもと」をいただき、参考になるような句を用意してみました

点数: 1

おネエさまの見つめる烏瓜の花

回答者 ハオニー

添削した俳句: 新宿二丁目や烏瓜の花

新宿二丁目という固有名詞だけで、「おネエ様の楽園」を想像させるのは難しいです
もしかしたらゲイタウン?という考えはできなくは無いですが、季語「烏瓜の花」がどのようなイメージで使われているのか分かりません

カラスウリの開花は夕方頃ですが、その時間は出勤に備えてヒゲを剃っている時間だと私は思います
ヒゲが伸びるのは、むしろ夜勤明けたあたりだと考えました

私なら
おネエ様が「もしかしたら私もこんな風に髭が伸びているのかも…」と考えているのではないか、と思わせるだけで手一杯でした

点数: 1

「新宿二丁目や烏瓜の花」の批評

回答者 輝久

添削した俳句: 新宿二丁目や烏瓜の花

チョットびっくりしました。
腹胃壮さんらしくないようで・・・

原句ですと、説明が付かない限り分かりません。
句の説明を読んでからでも景が浮かびにくいです。破調の詠みも??

ちょっと辛口ですが・・・失敗作?

点数: 2

烏瓜咲くか慌てて髭を剃る

回答者 りんごのほっぺ

添削した俳句: 新宿二丁目や烏瓜の花

二丁目のオネエ様たちと、烏瓜の花、並べてみると
夜に咲くこととか、ひらひらしたちょっと退廃的?なイメージ、は
確かに似ているなと思いましたが、
まさか、おひげが伸びてくる時間帯を読んでいるとは(笑)

詠んでいる素材がかなり個性的なので、
破調にしすぎないほうが分かりやすいかと思います。
素材の取り合わせは面白いのですが、具体的な情景が見えにくいので、
私なりに読み替えさせていただきました。

夕方に慌ただしく出勤する髭の人、ということで、
オネエ様であることを暗示したつもりです。
さらに詞書で「新宿二丁目のニューハーフバー店員が出勤する頃」
(すみません、詞書のうまい表現が思いつかないです)などと
添えてもいいかなと思いました。

点数: 1

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