三代の流す背中や敬老日
作者 腹井壮 投稿日
コメント(俳句の意味。悩みどころ)
最新の添削
添削一覧 点数の高い順に並んでいます。
「三代の流す背中や敬老日」の批評
回答者 ハオニー
自分の強みが分かっているのは、俳句をする上でとてもいい道しるべになります
そういうわけで私も自己分析を
私は遠花火、棄案山子、雪しまく、などの五拍の季語がとても好きです
わざと句を定型からずらすのはお手のものです
今回、この句は問題なく型に収まっています
無理に直す必要はありませんが、どうしてもというのなら「二音の使い方を吟味する」というのはいかがでしょう?
三代の流す背中や敬老日
やれる可能性は背中の「中」だけです
背でも背中でも、読み手に伝わるものはさほど変わらないでしょう
引くところは教えられますが、足すところは腹胃壮様に見つけていただきたいと思っています
悩み抜いて、悩み抜いた末に得られたものが、本当の実力ですから
三日後に、私なりの答えを投稿します
もしかしたら、私よりいい答えがたくさん見つかるかもしれません
点数: 1
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冬深きハオニーからの挑戦状
回答者 ハオニー
手直しの句はさておき、私なりの答えを記します
これらの答えが、その程度ではぬるいと思われることを祈っています(
原句
三代の流す背中や敬老日
パターン1
色をつけてみることに
三代の流す背赤し敬老日
力加減のうまくできない孫あたりが、結構強く擦ったのかな?とか、温泉に浸かりすぎて赤いのかな?とか、夕日で赤く見えているのかな?とか、楽しそうな想像が広がります
パターン2
複合動詞
三代の流しあう背や敬老日
「流しあう」と複合動詞にすることで、もしかしたらお爺さんも背中を流してあげているのかも、と想像させることができます
「敬老日」という、お年寄りを敬う日という季語の意味合いも活かされてくるでしょう
二音足すと動詞を複合動詞に変えられるため、「二音の使い方」と言いましたが
パターン1は三音でしたね... これは直前で思いつきました
当初はパターン2だけを提案するつもりでいましたが、それでは自分を信じていないと思って考えたらパターン1が出てきました
やはり、ハオニーみたいなおじいちゃんっ子・おばあちゃんっ子は土壇場に強いですね(関係ない
点数: 1
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敬老日流すは背中と涙かな
回答者 森田拓也
腹胃壮さん
おはようございます。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
やはり、切れ字の使用は楽しくも難しいですね(笑)
今の僕では、なんか取ってつけたみたいになってしまって……
とにかく今は、多くの名句や秀句を読みこもうかなと思っています。
句会のご紹介、本当にどうもありがとうございます。
腹胃壮さんは東京ですかー
僕は京都で何とか生きております(笑)
また、少し、京都で句会とか調べてみますね。
どうもありがとうございます。
敬老日という日があるということが、ほのぼのしていて日本は良いですよね。
この句から、ほのぼのとしながらも、心も体も温まる情景が見えてきますね。
やっぱり中七の「流す背中や」がすごく効いていますね。
中七を「流れるお湯と」「流すはお湯と」で迷ったのですが、
やっぱり「背中」というご表現が大好きなので、
素人なりにちょっと考えてみました。
点数: 1
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その他の添削依頼
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いつも貴重な御意見・添削を頂き有り難うございます。
写真で一句にアップした句に対して御意見・添削をお願いしたいと思います。
自分は割りと陰陽のはっきりした句が好きで特に華やかな都会の裏や影の部分を照らすようなのが好きです。
さてこんな自分ですので明るく健康的な句やほのぼのとした句は苦手というより全く詠めませんでした。
こういうタイプの句はコンペで選者にすこぶる受けがいいのですがわかっていても詠めず自分の課題でした。
そういう訳でようやく詠めたほのぼの系の原句をよりほのぼのとさせたり明るく健康的な方向に持って行く添削があればお願いしたいと思います。
ちなみに
敬老日流す背中の三世代
語順を変えただけの推敲句です。