俳句添削道場(投句と批評)

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「はなびらの点字なぞれば桜かな」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: はなびらの点字なぞれば桜かな

森田拓也さん、おはようございます。

いつも素晴らしい鑑賞を頂きありがとうございます。
紅葉の句のアイデアは良かったですね。自分の技量不足で俳句に仕立てるのは難しそうですがチャレンジしてみます。

掲句に関しての感想は酔いどれ防人さんと全く同感です。
さらに言えば切れ字の「かな」がとても効果的です。
>切れ字はやっぱりある意味で俳句の究極の追求だと感じます。
と仰っていましたが全くその通りです。
初心者へのアドバイスとして俳句を詠む時には無理してでも切れ字を使えという言葉もあります。

上五に関しては酔いどれ防人さんも御指摘されていましたが中七の表現も再考ありと思います。また、桜の立場になるか目の見えない人の立場になるかでも大きく変わる句だと思います。

最近、新規の添削依頼者で森田拓也さん以外にも才能のある方や一気に伸びてしまう方が何人か見受けられます。
正直、こういう方達とコンペで競争したくないので皆さんハイポとか一句一遊に流れていって欲しいです。

点数: 2

はなびらの点字なぞれば桜かなの批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: はなびらの点字なぞれば桜かな

森田拓也様、お早うございます。良い句かと思います。着眼点、発想力のいずれも秀逸であると感じました。句意についても納得します。盲人の方が春の訪れを感じている様子、風や周囲の音、触感、そこに駄目を押して点字がくる。素晴らしいと思います。一つだけ推敲の余地があるとすれば上五ですね。中七、下五で花や花びら的な点字をなぞったのは確実です。(違う捉え方であればすみません)ですので、原句も素晴らしいのですが、上五で違う言葉を持って来れば劇的に変化する句だと思います。

点数: 2

寄せ鍋で世間の寒さ吹き飛ばしの批評

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 寄せ鍋で世間の寒さ吹き飛ばし

会田様、こんばんは。寒い日の寄せ鍋は格別ですね。この句はご友人と鍋をつつきあいながら愚痴でも語り合っている様子が浮かびました。
まず、寄せ鍋と寒さで季重なりになる可能性があります。世間の寒さとは何か、ここがポイントですね。愚痴であれば素直に愚痴という単語を入れるのも手ですよ。
一句失礼します。
鍋つつき語り友なる一字かな
今年の一字はお前のことだよなんて感じの句にしました。

点数: 1

「古本の紅葉パサリと落ちにけり」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 古本の紅葉パサリと落ちにけり

腹胃壮さん

こんばんは。
いつもお世話になり、どうもありがとうございます。
なんかいつも、腹胃壮さんやハオニーさん達に無料で高度な俳句のご指導をしていただいて、感謝感謝です。
本当は、ご謝礼を払いたいのですが。
そうそう、早速、今、『NHK俳句 俳句文法心得帖』を買ってきました!
教えていただいた、上五・中七に「かな」「けり」×、下五に「や」×、が基本と
大切にノートにメモさせていただきました。
どうもありがとうございます。

この句は、「新本」ではなく「古本」というご表現が、とてもいい味を出されてますね。
「紅葉」がまるで本の栞のようで、おしゃれです。
「パサリ」というオノマトペも、ばっちり決まってますね。
僕はこの句を読ませていただいて、古本を読まれているのは、
たぶん無垢な青年か、あるいは、かっこいいおじいさんとかを想像させていただいたんですけどね。
ほんのりとした心地良い寂しさも感じる句ですね。

こうも考えたんですけど、古本の中で「紅葉」が描写記述されていて、
古本の中から、その「紅葉」の描写記述表現がポロリと落ちた、
とかもまた面白いかな、なんて思ったんですけどね。

点数: 2

枝を張る桜の枯木影うすし

回答者 腹井壮

添削した俳句: 枝を張る桜枯木の影うすし

大浦美津子さん、こんばんわ。

とてもいい光景を切り取っていらっしゃいますね。
基本的には直しはいらないと思いますが枝を張る桜で1度切れて読めてしまうのでそこだけ修正しました。

点数: 1

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