俳句添削道場(投句と批評)

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「レシピ見て厨にひとり大晦日」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: レシピ見て厨にひとり大晦日

大晦日は仕事に行くハオニーです
「忙しなさ」が大晦日だと認識しているため、私の解釈は皆様と異なるかもしれませんご了承ください

大晦日でなくてもいいかな、という気はします
レシピ見て厨にひとり秋の夜
と、穏やかな季語でも合うと思ってしまうのが私の感じかたです

少し形を整えて、解釈を広げる狙い方もあります
レシピ見る厨のひとり大晦日

年末騒いでいる家族をよそに、一人だけおせち料理を作っているのかもしれない...
という解釈だけでなく
ほかにも人がいて、おせち料理を共同作業で作っている
そのレシピを見ている人物は、リーダーなのかもしれないし料理が苦手な人かもしれないし、はたまた几帳面すぎて分量を絶対に間違えまいとしているのかもしれない...
後者の解釈だと「大晦日」という忙しない雰囲気をもつ季語を活かせるため、季語が動きづらくなります

点数: 3

「聖夜にて白き手紙や夜空より」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: 聖夜にて白き手紙や夜空より

森田拓也さんおはようございます。
いつも貴重な御意見ありがとうございます。

ある時他人の詠んだ句に破調しているのに何故か俳句らしい調べがある事に気がつきました。それらに共通しているのは17音ピッタリに設定されている事でした。理屈では自分でもよくわからない不思議な現象ですが事実だと思います。

たとえば

捕手号泣す蜥蜴去る

バス停のダイヤグラム変わる四月

破調しているのに口に出して読むと魅力的かつ俳句らしい調べが生まれます。これはワタシの実作から得た経験ですが初心者向けの本には書いてないので頭の隅に置くなりノートにメモしておいて損はないと思います。

さて酔いどれ防人さんも仰っておられましたが確かに詩的表現ではあります。しかし、現実感に乏しい表現でもあります。
言い方を帰れば白い雪のような手紙が降ってきたのではなく俳句の為に手紙が降ってきた印象が残ります。
取り合えず原句のままでは句意が伝わりずらそうなので季重なりと破調を使い

聖夜の雪や白き手紙の如(し)

如し俳句は俳句自体の良さを損ねてしまうので基本的に推敲するかその句その句自体を捨てます。如し俳句を詠むかどうかは森田拓也さんが判断して下さい。なお、聖夜の雪という表現は必然性のある季重なりだと思います。

点数: 1

夜空より白き手紙の聖夜かな

回答者 三日酔いの防人

添削した俳句: 夜空より白き手紙の聖夜かな

森田拓也様、お早うございます。雪を白き手紙と見立てた暗喩の句ですね。詩的な表現は良いと思います。しかし手紙とすると形状上、紙を想像してしまい何かの伏線と考えてしまいました。ありがちですが白き便りとすれば『雪』を想像し易いと思います。お気付きですが夜空は推敲できると思います。
街路灯白き便りの聖夜かな
世間はクリスマスで浮かれておりますが、孤独な寂しさを込めた句で提案させて頂きます。

点数: 2

「猛る三味線月夜の津軽平野」の批評

回答者 かぬまっこ

添削した俳句: 猛る三味線月夜の津軽平野

クリスマスの句に再度添削ありがとうございます。句またがりの句ですね。津軽三味線の音がしてきます。

点数: 1

「猛る三味線月夜の津軽平野」の批評

回答者 森田拓也

添削した俳句: 猛る三味線月夜の津軽平野

腹胃壮さん

こんばんは。
破調の句もやっぱり、かっこいいですね。
逆に言いますと、俳句では破調でないとこの句のような迫力が出せないのかもしれないですね。
良い映画、映像を観させていただいているような感覚になる句です。
僕もいつか迫力ある破調の句を詠めるようになりたいです。
「津軽三味線」といいますと、素人の僕では激しいとか表現してしまいがちですが、
「猛る」というご表現が、とても印象的に思いました。

点数: 1

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