「待つ華や誘ふ瞼に風花す」の批評
回答者 なおじい
添削した俳句: 待つ華や誘ふ瞼に風花す
横山敏浩さん、こんにちは。初めまして。
御句拝読しました。今の素直な気持ち、ということは、早く桜が咲かないかな、でも現実は雪がちらついているよ、というようなことでしょうか。それは私も同感です(笑)!
ただ俳句では、このような、気持ちとはうらはらに現実はこうだという状況を詠むのは結構難しいのですよ。なにしろ十七音しかありませんから。
御句、「待つ華や」、これは「花」としてしまうと桜を意味して風花と季重なりになるからということでしょうか。しかし逆に意味がわかりづらくなっている気がします。
次に「誘ふ瞼に」ですが、何が何を誘っているのかがわかりにくいです。
もしかしたら、瞼を閉じて頭の中に風花が?という意味かと思いましたが、それでは風花の季語が弱くなりますね、やはりこれは実際に瞼に風花が舞い降りてきたのでしょう。
すみませんが、ここで、あることの予約の時刻になりましたので、一旦失礼します。
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