「なんとなく嫌はれてをり曼珠沙華」の批評
回答者 ハオニー
添削した俳句: なんとなく嫌はれてをり曼珠沙華
発想は周りがしないであろうことを貫き、一句のまとめ方は「取り合わせ」という正統派のやり方ですね
こういうテーマで軽く詠める人、私は好きです
死期が近づくと、霊の類やら人間の本性やらが見えることもあるのでしょう
実際はどうなのか分かりませんが、人間は傲慢にも卑屈にもなり得ます
どちらのタイプでも「自分は嫌われている」と感じる人は出てくるのかもしれません
そこを上五中七で表現したのでしょう
その解釈のためには「死のイメージ」を自然に連れてこれる季語が下五に必要なのです
「曼珠沙華」はいいところ突いています
ちなみに「菊」や「睡蓮」ではうまくいきませんでした
惜しいところがひとつあります
「なんとなく」の好き嫌いではなく、その違和感です
古語を貫くつもりなら、「なんとなく」ではありません
そこは「なにとなく」です
なにとなく嫌はれてをり/曼珠沙華
切れの位置から、嫌われていると思っているのは作者自身と推理しました
点数: 4
