俳句添削道場(投句と批評)

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「冬雲や余白に白し姫路城」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: 冬雲や余白に白し姫路城

二匹の鶴ではなく二羽の鶴でしたね。
失礼致しました。

点数: 1

夏空の余白の白し姫路城

回答者 腹井壮

添削した俳句: 冬雲や余白に白し姫路城

徹之さん、こんにちわ。
すっかりお上手になりましたね。
婚活ネタの頃とは別人のようです。

余白に白し シンプルですがとてもいい表現です。でもそれを活かしきれていません。
白と白ではコントラストが成り立たず「余白に白し」の理屈に合わなくなります。
そのため冬空をから青空をイメージさせる夏空に変更してあります。
またこの句の場合は上五で切るより中七で切ったほうがいいと思いました。

銀盤の釧路湿原二匹の鶴

は本当に素晴らしい句だと思います。

点数: 1

「焼き芋や銀紙ときて湯気を吹く」の批評

回答者 腹井壮

添削した俳句: 焼き芋や銀紙ときて湯気を吹く

よしはむさん、こんにちわ。
おひさしぶりです。

この句のいいところは「湯気を吹く」にあると思います。
俳句の手法の1つとして大袈裟に表現してリアリリティを出す場合がありますのでうまくはまったパターンではないでしょうか。

もし焼芋そのものが美味しそうに伝えたいなら

焼芋の割るる湯気の旨さかな

というのはいかがでしょうか。
この句も少々大袈裟に表現しました。

点数: 0

コラム

回答者 ハオニー

添削した俳句: 鍋奉行場を仕切りけり鴨余る

句のお話を...

「けりがつく」
これは決着がつくという意味で使われます
語源は和歌や俳句、古典文学などで「けり」で終わるものが多いことに由来します

「けり」と「かな」について
一句の中で結末を迎えることができると、俳句の世界観が引き締まってカッコいいんです

だから「けり」は最後に来ます
「けり」で結末を迎えたのに、そのあとに言葉が続くとカッコ悪いんです

古典文学や詩歌の世界では「けり」の前に
動詞
形容詞
形容動詞
助詞「に」
→いわゆる用言
が来ることが多かったため、「用言+けり」が定型となっています

名詞
連体形
→いわゆる体言
の場合は「体言+かな」が多かったようです
これも最後に来ます

長文だとは思いますが、この部分を押さえると使い分けに苦労することはないはずです

点数: 2

「鍋奉行場を仕切りけり鴨余る」の批評

回答者 ハオニー

添削した俳句: 鍋奉行場を仕切りけり鴨余る

鍋料理を自宅ですると、奉行は任せられないと言われるハオニーです

寄せ鍋、キムチ鍋など、鍋料理となれば季語になるのですが、今回は鴨鍋と想像出来るのでこれでOKです

少し気になる点を煮詰めていきます
「鍋奉行」という状況と人物が一発で分かる素晴らしい言葉があるため、「場を仕切りけり」はなくても構いません

「けり」という切れ字をどうしてもとおっしゃるのなら「鴨余る」にくっつけて「鴨の余りけり」とすれば使えます

たとえば
鍋奉行小皿に鴨の余りけり

これで、鍋奉行がうっかり入れ忘れたと想像することも、しっかりと用意していた鴨を置き忘れたと想像することもできます

原句のままでも手直ししたあとでも、うっかりものの鍋奉行が想像できますね

切れ字についてお悩みのようですので、コラムを披露します...

点数: 2

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