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「梅雨籠り今日もボウズの温泉地」の批評
回答者 卓鐘
添削した俳句: 梅雨籠り今日もボウズの温泉地
梅雨のため、家に籠もっています。今日もボウズ(家にこもっているのに、釣り?)の温泉地(温泉宿に篭っている?)。コメント見ないとこうなります。。。
俳句は、短いから主語など省略されるので、急に視点が変わると読み解けないです。客の視点と温泉宿の視点と忙しないですね。
「今日もボウズの」これが完全に説明しすぎです。「(コロナで?)梅雨のこの時期家にみんな篭っているから、温泉宿には今日も客が来ません(ボウズ)でした。」というニュースのコメント以上の感慨はなく、そこの単語をちぎって無理やり17音に押し込めたので意味がわからない文章になりました。そんな感じですね。
まず、5・7・5に押し込めれば、それっぽくなるというものではないので、詩的な核を決めると良いと思います。難しければ、その状況にある何かを見つけてそれを描写してみるとうまく行きやすいです。例えば、「空白の予約帳」とか「古びた旅館のならない電話」とか「誰もいない露天風呂」とか。それだけを提示されただけで、その寂しさが「客がこない(ボウズ)」と説明されるより伝わってくる気がしませんか?
点数: 3
「秋風に遥かな夏を繰り返す」の批評
「秋風に遥かな夏を繰り返す」の批評
回答者 幸福来々
添削した俳句: 秋風に遥かな夏を繰り返す
秋に夏を感じるということだけが言いたいのであれば、「残暑」なんて季語がありますよー。
秋風に夏を乗っけるのは、秋風がもつ「もののあわれ」を殺してしまうため、難しいかなと思います。
点数: 0
「アベリアや異国のような虹である」の批評
回答者 イサク
添削した俳句: アベリアや異国のような虹である
こんばんは。
ご自身でお気づきと思うのですが念のため。
N先生句の中七以降「寓話のような月」はそれ自体が鮮明に映像を持つのですが、
御句の「異国のような虹」はちょっと謎です。初読では「どこか国の国旗のような虹」と受け取りました(「異国に出るような虹」ということですかね?)。
難しさを感じさせずに「すっと入る」かどうかは、結構大事なのではないかと思います。
点数: 1