俳句添削道場(投句と批評)

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アベリアや異国のような虹である

作者 卓鐘  投稿日

コメント(俳句の意味。悩みどころ)

これは完全に遊びの句です。
N先生句の中で一番好きな句が、「野茨や寓話のような​月である」で、偉く感動したので、「XXXXやYYYのようなZZである」でオーマジュしたかったのですが、
ずっと前からチャレンジしているものの、なかなかうまくいきません。

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「アベリアや異国のような虹である」の批評

回答者 幸福来々

野良猫の句にコメントありがとうございます!

バンドをやってたこともあって、私は俳句だけじゃなく詩を書くのが趣味なんですよね。
下記の詩をどうしても俳句にしたいとずっと思っていたんですが、「そして」という言葉に出会って、やっと俳句にできたんですよ。

------------------------------

田園都市線をおりて
一人暮らしの家に
帰ってる途中に
野良猫がいたんだ

その喉を
触らせてもらったとき
なんか嬉しかったんです

立ち去るとき
なんか申し訳ない
気持ちになったんです

------------------------------

いやぁ〜。
卓鐘さんの読みはすごいですね。
全部言い当てられてます。
コメント読んで、ため息がでました。。。

これは全部私個人の俳句との向き合い方なので、スタイルの違いは絶対あると思いますが、もし気を悪くさせたらすみません。
「多作多捨」が俳句の練習法の基本で、型の勉強や季語の勉強をして俳句を作る。
本句をその過程の俳句だと、私は思いました。

本句は成功していないとおっしゃっていますが、技術的な本気さというのか、「読ませよう」とする本気さが伝わってくると言ったらいいのか。
本句はシンプルな作りだし、考えなしにおいた言葉がみつからないし、季語以外を変更するとなると、添削ではなく改作になってしまうので、この情景をこの型で句を作るときの感性や考え方はこれ以上はないと思います。
よって、成功してるかしてないかでいうと、成功してると私は思います。

ただ、好きか嫌いか・良いか悪いかでいうと「普通」ですが、これに問題があるとすると、本句ではなく本当に自分の心が動くものに出会えてないところだと思います。

すみません^^;
なんか何書いてるかわかんなくなりましたけど、「成功してるだろうがっ!」っていいたい訳ではなく、「あとは自分の心が動くものに出会うだけですよー!」「練習は気軽にしたいよね!」ってことが言いたかったですw

句の評価:
★★★★★

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「アベリアや異国のような虹である」の批評

回答者 幸福来々

句の評価:
★★★★★

季語で比喩を成功させるのは難しい技ですよね。
なので、これは季語選びが大事な句になると思います。

アベリアはイタリア発祥みたいなので、「異国のような」という意味ではばっちりかと!
ただ、中七の虹だけ活かして、もっと異国を演出してくれるものを置いた方がいいのではないか。
と思ったのですが、試しに「教会や」と上五に置いてみたら、急にダサくなっちゃいましたね。。。

やっぱり、季語を鮮やかな異国っぽい外来種の植物の季語がいいかもしれませんね。
遊びとおっしゃってますけど、アベリアも虹も三夏で、それぞれの言葉の必然性がかなり高いので、結構考えられて作られたのでは?

ちなみになっちゃん先生の一番好きな俳句は「二つ目の月産み落としさうな月」です!

点数: 1

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「アベリアや異国のような虹である」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。

ご自身でお気づきと思うのですが念のため。
N先生句の中七以降「寓話のような​月」はそれ自体が鮮明に映像を持つのですが、
御句の「異国のような虹」はちょっと謎です。初読では「どこか国の国旗のような虹」と受け取りました(「異国に出るような虹」ということですかね?)。

難しさを感じさせずに「すっと入る」かどうかは、結構大事なのではないかと思います。

点数: 1

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アベリアやナポリの虹に青多し

回答者 秋沙美 洋

句の評価:
★★★★★

こんにちは。

僕も「異国のような虹」には強く引っかかりました。自分でも何で引っかかったのか、ちょっとばかり考えてみました。

「寓話の月」は創作物の中にしか無く、現実の世界に存在しません。
一方で「異国の虹」は異国に行けば存在する。
この違いは大きいかなと思います。

「寓話のような月である」と言われた時、読者はこれまで読んだ創作物の月を思い思いに想像します。それこそ、読者の数だけ「寓話のような月」のレパートリーがあるでしょう。僕は日本昔ばなしのイメージのまん丸お月様を想像しました(大方はコレ?)。
しかし「異国のような虹」は、現実世界から想像を引っ張って来なければいけません。で、現実に存在している虹ですから「寓話の月」のようなイメージの膨らませ方は難しいと思うのです。
例えばタイの虹は情熱の国だからといって赤の占める割合が多いかというと、そんな事も無いでしょう。

という事で、僕が詠むとしたらと前置きして。
「異国のような虹」とふんわりした言葉で読者に想像を託すより、強引な力技でどんな虹かを言い切ってしまう方がこの句は良くなるかと思います。
アベリアはイタリア原産らしいので、この辺りを絡めて提案句としてみました。いかがでしょうか。

点数: 1

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「アベリアや異国のような虹である」の批評

回答者 イサク

句の評価:
★★★★★

こんばんは。長文コメントありがとうございます。

N先生の「寓話のような月」はあくまで「寓話のような月」であり、「寓話にありそうな月」「寓話の世界にありそうな月」ではない。それは意味がかなり違う。
「異国のような虹」とはやはり(前後の文脈によりますが)「異国にありそうな虹」ではない。
というのが僕の日本語の捉え方なのだと思います。
「正確に表せ」というのではなく、すでにN先生の句の捉え方が違いますね。

なので、【「XXにありそうなYY」がピンと来るかどうか】というのはすでに論点がずれています。私が見た句は、ふたつとも「XXのようなYYである」なので。
これは理解していただけると思いますけれども。

泉の件はおっしゃる通り、「泉」は水そのものを意味することもあるので「泉を舐める」はセーフなのは気付いていました。おそらくですが、自分でその後のコメントに書いた通り「狼がわざわざ泉にいるのだから飲む・舐めるは省略できるだろう」という思いが正しいのだと思います。うっかり変な理由を付けてしまったようです。

「すんなり入るだけしか認められない」・・・こういう決めつけた言い方を私がしたみたいに読めるので、できればやめてください。

点数: 0

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