「凩がフォークリフトの爪を砥ぐ」の批評
添削した俳句: 凩がフォークリフトの爪を砥ぐ
すみません、再レスします。
≫ちなみにフォークリフトの爪はメーカーに頼んで先っぽを薄く砥いでもらった車両に乗っています。僕の相棒です。(笑)
実は今まで、「パレットに物を差し込んで移動するだけの機械であるフォークリフトで、爪の研磨なんかする必要があるのか」とずーっと思っていたのですが……
ちゃあきさんのこのコメントを受け、「フォークリフト 研ぐ」で検索したところ、AIが
≫フォークリフトの「研ぐ」は、主に【フォーク(爪)の研磨】や【車体・部品の表面研磨(サビ落とし・塗装前処理など)】を指し、フォークの研磨は専用のディスクグラインダーで切削・研削し、塗装前処理は不織布ディスクで滑らかにします。安全のため専門業者への依頼や資格者による作業が望ましく、素人が行う場合は適切な研磨材(ディスク)と安全装備が必要です。
≫フォーク(爪)の研磨について
≫目的: 摩耗や変形、サビなどを除去し、荷物をスムーズに差し込めるようにする。
という回答を返してきました。
どうも申し訳ありません。フォークリフトに研磨が必要などと、夢にも思っておりませんでした(>_<)
故に、コメントを訂正します。
「フォークリフトを研磨する」という行為が実際に行われる意味のある身近な作業である場合、景の説得力は大幅に上がります。故に、例えば「凩や」で切って
凩やフォークリフトの爪を砥ぐ
とすれば、「凩の中、フォークリフトの爪を(主観or誰かが)研磨している」という景で句が成立します。これは、自然で全く違和感はありません。
一方で、この状態で「凩が研ぐ」を改めて読むと……
私にとって「フォークリフトの爪を研ぐ」という事象がかなり身近になったお陰で、ある程度違和感なく受け取れるようになりましたが……それでも、この比喩に対する判断は人によって分かれるかもしれません。
個人的には、まだ「凩(程度)でフォークリフトの爪が研げるのか?」という所で少し引っ掛かってしまっているので……あくまで参考ですが、
空風がフォークリフトの爪を砥ぐ
寒月がフォークリフトの爪を砥ぐ
などとして、「凩」よりももう少し重厚感のある季語を使えば、説得力も上がるかもしれません。
ただし、これは私の判断基準による物です。ひょっとしたら、大部分の人は「凩でも十分説得力があるじゃないか」と思っているかもしれません。その場合は……私の杞憂という事で、どうかお許し下さい(*_*)
以下、余談です。
俳句において虚(実景ではあり得ない物)が書かれる事は多数ありますが、読み手の思考の追い付かないレベルの虚が書かれると、読み手としては受け入れにくくなります。故に、書き手としては「どの辺までが読み手の許容範囲か」という事を考えて句を出さねばならない訳ですが……
私は見ての通りのガチガチの理論派なので、「理論で追い付かないレベルの虚」「あまりにも現実離れした虚」というのは、自分が書く事はもちろん、受け入れる事も難しいのです。きっと、想像力の豊かな人からは「つまらない奴だ」と思われていると思います。
色々と、コメント欄をかき回してすみません。
点数: 1
