「一匹の友達欲しき霜夜かな」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
「一匹の友達欲しき」に強く惹かれる物がある。
第一感では「人間嫌いで敢えて孤独を選んで生きているが、それでも何らかの温もりが(=せめて一匹のペットだけでも)欲しい」と読む。本来の句意は
≫語り合う友はいるけれど、皆、子供や孫、旦那さんの自慢や愚痴話で時にしんどくなることがあります。私は独身で、仕事も現役ですので、仕事が終わって心の底からホッとする時間が欲しい。
という物でしたが、方向性という意味合いではほぼ同じです。
読みの幅は、余りにも広すぎれば読み手が迷子になったり、読み手によって読みと評価がバラバラになったりしがちですが、この句では一定の方向性を確保できているので問題ありません。
最後の問題は季語ですが、例えば……
一匹の友達欲しき霜夜かな(原句)
一匹の友達欲しき虎落笛
一匹の友達欲しき隙間風
一匹の友達欲しき冬の空
一匹の友達欲しき冬日和
一匹の友達欲しき冬の月
一匹の友達欲しき冬の暮
「虎落笛」や「隙間風」はいくら何でも寒すぎる。「冬の空」や「冬日和」でも味わいがあるが、もうちょっと押しが欲しい。悩むのは「冬の月」や「冬の暮」くらいかな?
いずれにしろ、良い十二音(=「一匹の友達欲しき」)を見つけてきました。とても良い句だと思いますよ(^_^)
点数: 1
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刺すような寒さの夜は一匹の友達が欲しい。一匹としたところに意味を含めました。
語り合う友はいるけれど、皆、子供や孫、旦那さんの自慢や愚痴話で時にしんどくなることがあります。私は独身で、仕事も現役ですので、仕事が終わって心の底からホッとする時間が欲しい。
俳句はそんな時間です。
無垢で無言のつながりに「一匹」という言葉を使いました。ただ隣にいてくれる温もりを求めています。