「記述のペン止めて窓から見た雪よ」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
「読書してスノードームのログハウス」の方も見てます。
「季語」の次は、「語の圧縮」を学びましょう。
俳句は十七音しかありません。漫然と語を並べると、あっという間に中身が空っぽの句ができてしまいます。
「記述+ペン」→ペンは記述に使う物。基本的に「ペン」だけで十分。
「ペン+止める」→この次に「窓の外の雪を見る」という動作が来ますが、その動作を起こした時には、ペンは止まっている物と推測できます。その場に主観しかいないであろう状況下で、次に動作の情報が入っている場合、「止める」は不要。(※1)
「窓から見た雪」→「雪」と書けば、余程特殊な状況でない限り、主観(句の中にいる書き手自身)は雪を見ています。語順や句意の関係上どうしても必要な場合を除き、「見た」は不要。
また、自分が今居る場所が室内であると分かる情報(リビング・寝室・教室・自習室等はもちろん、勉強机やベッド等も含む。勉強机やベッドを吹きっさらしの野外で使う事など、まず無いであろう)があれば、「雪」は窓越しに見ているというのは(ほぼ)分かります。場所の情報がある場合、「窓」は不要。(※2)
故に、この句に含まれている情報は、事実上「ペン(で記述している)」と「雪(を見た)」と「窓(=室内)」という情報だけです。圧縮を掛ければ、かなりの音数が浮くはずです。
(※1)をベースに改造した場合、
夜半のペン空腹覚え窓の雪
「夜半のペン+空腹覚え」の段階で、ほとんどの人は手が止まる。仮に手が止まらなくても、「窓の雪」を認識すればほぼ確実に手が止まるであろう。
なお、この句には明確な位置情報が入っていません。「窓」を抜くと「(記者や刑事が)野外でペンを取っている」と読まれる可能性もあるので、「窓」を入れてあります。
(※2)をベースに改造した場合は、こんな感じに。
粉雪やペンの音止む自習室
「粉雪に見とれて、ペンを止めた学生が多くいた」の景。分かりやすいが、語順が「原因→結果」の順番なので微妙と言えば微妙。
教室のペンの音止む細雪
教室のペンの音止み細雪
ここまで来れば上出来。
語の圧縮(=必要な語と不必要な語を見極める)には訓練を要します。慣れないうちは、さっきの要領で一つ一つ確認していくと良いですよ。
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自分は3月に受験を控えています。少し前のことなのですが、部屋で夜に記述の問題を解いているときに、外の景色が気になり、窓からのぞきました。すると、チラチラと降る雪(青森県なので雪が結構降ります)、雪が反射し、少し明るい夜空に見惚れ、はしゃぎたくなるような、しかしこの景色にどこか安心するようなうれしい気持ちになりました。前回指摘していただいた季語も気をつけました。どうか読んでいただけると嬉しいです。アドバイス、感想などお願いします。