「大棋士の絶えたる後も冬銀河」の批評
回答者 ヨミビトシラズ
棒銀一筋、数十年。ほとんどの局において早い段階で一分将棋になるが、一分将棋になってからが非常に強かった。
普通の棋士ならば体力・気力の衰えを感じた段階(大抵は名人戦のB2~C1ランク陥落あたり)でフリークラス宣言(※)をしてセミリタイアをするが、彼は最下級のC2ランクから落ちて引退が確定するその年まで将棋を指し続けた。
肺炎で入院した後も、病室にはエッセイを書くために将棋盤を持ち込んでいたという。本当に、将棋の好きな人であったのであろう。
(※)→「名人戦を戦わない」と宣言する事。名人戦の対局を行わずに済むようになり、時間を他の事に割ける。宣言時の年齢及びランクに基づいて、一定期間経過後に自動的に引退扱いになる
「大棋士の絶えたる」と言うと「将棋界から大棋士がみんないなくなった」というようなニュアンスにも取れるので、
大棋士の果てなき旅路冬銀河
銀将と永遠(とわ)の旅路へ冬銀河
冬銀河最期の一分まで将棋
辺りが良いかも知れない。
【PS】
返信が大変遅れて申し訳ありません。
みつかづさん……雪だるまの句に対する細かい分析、本当にありがとうございます。
正直、文法に関する私の知識は、長年に渡って蓄積された経験に基づく物(=ある種の個人的な直感のような物)が多く、みつかづさんのコメントの内容に匹敵するほどの細かい事を考えて語を選んだ訳ではありません(^_^;)
ですが、結果的には本来予想した句意に近い形での読みが出てきて、少し安心しています。
色々と課題も残っている句のように感じられるので、この後も調整を行うかも知れませんが……ともかく、コメントをありがとうございます。
なお、イサクさんのフェンスの句と、ちゃあきさんの叔母より貰いたる風邪の句に、句意に関するコメントetcを多数残しました。もしよろしければ参考までに。
点数: 1
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2026年1月22日(木)3:15。将棋棋士の加藤一二三先生が神様の御許に
旅立たれました(キリスト教徒に対しては「ご冥福」、「追悼」等とは普通は
表現しませんので)。
大棋士、加藤一二三先生への「お見送り句」として、一句詠ませていただきました。
季語は「冬・天文」の中でどれにしようか悩んだのですが、先生のお人柄、
先生が愛した戦法「棒銀」、「加藤流棒銀」より、「銀」が入っており、
人々に光を授ける広大な澄んだ夜空に輝く星々イメージ、
対局などの試合に勝つ事を「白星を挙げる」と表現する慣用句も在る事から、
「冬銀河」に決めました。
加藤一二三先生が神様の御許で安らかに憩われます様、心よりお祈りいたします。