俳句添削道場(投句と批評)
慈雨さんのランク: 師匠566段 合計点: 1,815

慈雨さんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

蒼穹を貫くごとし蒼き葱

回答数 : 8

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多喜二忌やペンを右手にもう一度

回答数 : 7

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春風は汽笛と共にのと鉄道

回答数 : 7

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子の刻の眼誘う布団かな

回答数 : 7

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節分やピースサインの鬼と吾子

回答数 : 7

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慈雨さんの添削

「春愁や東京バナナグリーン席」の批評

添削した俳句: 春愁や東京バナナグリーン席

ゆきち様、こんにちは。
固有名詞は正確に「東京ばな奈」とした方がいいかと思いますが、取り合わせとしては面白い一句ですね。色々物語が想像できて、好きな句です。
具体的な商品名でグッと鮮明な映像が浮かんでくるのも佳いと思いました。

「春愁や/東京バナナ/グリーン席」と三段切れになっているのは解消したいです。

多少の字余りは許容範囲として…
・春愁やグリーン席の東京ばな奈
・グリーン車の東京ばな奈春愁
(この場合の「春愁」は「はるうれい」と読んでください)

またよろしくお願いいたします。

点数: 0

「古希の庭舞妓のごとき馬酔木咲く」の批評

添削した俳句: 古希の庭舞妓のごとき馬酔木咲く

ネギ様、こんにちは。
この間、私も含め何人かの方がコメントされているのですが、ネギ様の投稿句はほとんどが【一物仕立て】かそれに近い型となっていますが、これは敢えてそうしていますか?
季語だけを描写する一物仕立ては、どうしても「季語の説明」や「類想」に陥りやすく、非常に難易度の高い形です。
夏井いつき先生でさえ、著書で「私が一物仕立ての句を作ろうとしても、成功するのは50句のうち1~2句」という主旨のコメントをしています)
「季語+季語と関係のない事柄」という【取り合わせ】の型の方が圧倒的に作りやすいので、一度検討してみてはいかがでしょうか(余計なお世話でしたらごめんなさい)。

こちらの句も「庭」という場所情報があるものの、どちらかというと一物仕立てに近い形だと思います。

一句の中に比喩二つはゴチャゴチャする気がします。
特に「古希の庭」はわかりませんでした…。「古希になった私(作者)が庭にいる」ということかなと思ってコメントを見たら、全然違っていました。
コメントも微妙にわからなかったのですが、「高齢化が進んで」というのは日本社会のことですか?庭や個人に対して高齢化という言い方はしないですよね。
よくわかりませんが、要するに古い庭ということでしょうか?比喩を使わない方が伝わると思いますし、還暦でも傘寿でもなく古希なのはなぜなのか、とか色々疑問でした。

・古庭に舞妓の如き馬酔木咲く
(前述のとおり取り合わせの句にした方がいいとは思いますが、一応、原句を生かした提案句です)

またよろしくお願いいたします。

点数: 1

「朧月子がジェット風船を吹く」の批評

添削した俳句: 朧月子がジェット風船を吹く

とき様、こんばんは。以前の句の詠み直しですね。
朧月ということは、ナイターでしょうか?かわいらしい映像もよく見えますし、整っている句だと思いました。

気になった点としては、中七下五が散文的(普通の文章のような書き方)なので、韻文っぽくするとキレのある句になりそうです。
また、語順としてジェット風船→朧月、とした方が、風船の先に月が見えるようなカメラワークで良いかなーと。

・少年のジェット風船朧月
・膨らんだジェット風船朧月

P.S.
先日の「朽ち果てし~」の句にイサク様が質問をされているようですが、返信はしない感じですか?
もちろん強制ではないですが、せっかく投稿した句への意見・アドバイスですから、なるべくもらったコメントは大切にした方がいいですよー。

点数: 1

「ぬくもりを背負い立つをり春雷」の批評

添削した俳句: ぬくもりを背負い立つをり春雷

ききょう様、初めまして。
俳句を始められたのですね!ようこそ、ぜひ楽しんでください☆

雰囲気のある句だと思いました。
舞台俳優さんをされているのですか?それとも何かのイベントなど?いずれにしても素敵な体験を句にされていますね!

いくつか気になった点をコメントさせてください。
〇俳句は五・七・五が基本の型というのはご存じかと思います。
御句は「ぬくもりを/せおいたつをり/しゅんらい」で五・七・四の字足らずになっています(「しゅ」は一音と数えます)。
五・七・五のリズムは俳句の大きな魅力なので、初心者のうちは特に、意識してみてください。

〇「春雷」は春の季語ですが、コメントによると舞台作品の名前なのですね。
だとすると実際には雷が鳴っているわけではなく、季語とは見なしにくいです。

〇コメント無しでこの句を見た場合、「春雷がぬくもりを背負って立ち続けている」という意味にも読めそうです。
「春雷」が作品名だと伝わらない、「ぬくもりを背負い立つ」の意味がわからないーーといった点を修正したいですね。

その他、「をり」の文法など細かい点はいくつかありますが、大きく気になったのは上記3点でした。

コメントを参考にさせていただいて、
・「春雷」の舞台に立つや春の夜(季語:春の夜)
と考えてみました。夜じゃなかったらごめんなさい。
カギ括弧をつけることで作品名だと伝わると思います(このサイトは投稿句にカギ括弧が使えないのが難点ですが、、)。

またぜひ詠まれたら投稿してください!

点数: 1

「人知れず散るやわびしき山桜」の批評

添削した俳句: 人知れず散るやわびしき山桜

ネギ様、こんばんは。
おお、佳い句ですね!華やかなソメイヨシノから離れた山桜、人のいない場所に咲いて散っていく。切ない雰囲気が伝わってきます。

一つだけ、「山桜が人知れず散っている」と言われれば、これはもうどう見ても侘しい光景だと思います。
なので「わびしき」はわざわざ言わなくても、読者が十分に想像してくれるかと思いました。

・人気なき場所に散るなり山桜
・人気なき場所を舞ふなり山桜
(人気=ひとけ)

またよろしくお願いします!

点数: 2

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