「陽炎の立つやあの日のヘアピンに」の批評
添削した俳句: 陽炎の立つやあの日のヘアピンに
こんばんは。いつもありがとうございます。
御句。飯田蛇笏の句に「秋たつや川瀬にまじる風の音」がありますので「動詞+や」は問題ないと思います。
「あの日」というのがこの句の眼目なんでしょうかねえ。何か意味がありそうです。
それで、あの日を残すとすると「レース場」も入れられないし、ヘアピンはカーブまで入れたいしで難しかったです。削るとしたらお尋ねの「立つや」で陽炎は下五に「陽炎ひぬ」というかたちにしたら納まるかなあと考えました。
*あ の 日 に も ヘ ア ピ ン カ ー ブ 陽 炎 ひ ぬ
いま見ているヘアピンカーブも陽炎が立っているけれど、あの日にも同じように陽炎が立っていたなあという感慨を出したつもりですが、多少、句意が外れてしまったかもしれません。よろしくお願いします。
点数: 3