俳句添削道場(投句と批評)
なおさんのランク: 師匠2545段 合計点: 7,752

なおさんの俳句添削依頼

最新の投稿順に並んでいます。回答が付いた投稿が先頭に移動します。

燻されて焼き上がり待つ焚き火かな

回答数 : 11

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大臣の顔触れ眺む神奈月

回答数 : 6

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時ならぬ焚き火の理由古手紙

回答数 : 10

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白菜の葉を取り分ける母の膳

回答数 : 6

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大臣の顔触れ眺む神無月

回答数 : 2

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なおさんの添削

「玄関は寒雀達の厠なり」の批評

添削した俳句: 玄関は寒雀達の厠なり

中山瑛心さん、こんにちは。
御句拝読しました。構造の問題として、俳句は一般に、詠み方にもよりますが「〜は〜なり」という定義付けや説明、あるいは個人の思想表明の場ではなく、基本的には写生の場だと思います。ですから、御句のように、「玄関はすずめ達のトイレである」とおっしゃるより、「玄関をトイレのようにするすずめ達」という作りになさったほうが、俳句としての印象は良くなるのではと思います。
寒雀の読みと中八の点については、いるかさんのおっしゃる通りです。あと私は、厠といえば便所のことですよね。言い換えたとしてもあまり句の中に入れたくないのでさらに言い換えました。

・玄関に集ひ用足す寒雀

それでもスズメが玄関先に集まってくれるなんて、羨ましいような…よろしくお願いします!

点数: 0

「冬凪や波止に掛け脚ブラブラと」の批評

添削した俳句: 冬凪や波止に掛け脚ブラブラと

スズキさん、こんにちは。
御句拝読しました。気持ち良さそうですね!
ただ、初読では、「駆け足」と思いました。めいさんに助けられました(めいさん有難う)。

原句の意図するところは、防波堤に腰掛けて、脚をブラブラさせる、ということですよね?

私は提案句として、「波止に腰掛けブラブラと」を考えたのですが、これだと脚をブラブラさせるという意味が消えてしまう気がして、一方で、「ブラブラ歩き」のような、休日っぽい過ごし方の意味が出てくると思いました。
そしてここで問題が。「腰掛けてブラブラ」というと、なんだか矛盾感が出てきてしまいます。歩いてブラブラならいいですが。
屁理屈みたいでごめんなさい。

ではどうしたらいいか。

・冬凪や波止に腰掛け足ぶらり

これでいかがかと。でも私は、

・冬凪や波止場あたりをブラブラと

これも好きです!よろしくお願いします。

点数: 1

「もう二十日正月気分まだ抜けず」の批評

添削した俳句: もう二十日正月気分まだ抜けず

水召信甫さん、こんにちは。
俳句は出来ない時はなかなか出来ないものですよね。でも、いきなり俳句の形にならずとも、気づきを色々と手帳のようなものに書き留めておくと、それが思わぬヒントになることがありますよ。

さて御句拝読しました。えっ、まだお正月気分が抜けませんか(笑)?私は箱根駅伝が終わったらもうお正月は終わりです!仕事に精を出します(笑)。
まあそれはそれとして、御句、「二十日正月」いい季語をお出しになってこられましたね。でも、この使い方では、二十日正月とは、1月も20日を過ぎてもまだお正月気分が抜けないこと、というように誤解を、招きそうです。
ご存知のように、正月には、普通の正月(大正月)のほかに、小正月や女正月、あるいは花正月などの季語が、あり、それぞれお祝いする時期とか風習とか、地域による違いとか色々あります。二十日正月は、それまで忙しくてお祝いが出来なかった、あるいは散々お祝いしたけどそのフィナーレみたいな意味のようです。
もしも信甫さんのような状況であれば、

・めでたきや二十日過ぎてもお正月

よろしくお願いします。

点数: 0

「ブロッコリー君を凍らせ非常食」の批評

添削した俳句: ブロッコリー君を凍らせ非常食

まささん、こんにちは。
御句拝読しました。初読で、「ブロッコリーに親しく話しかけている?」と思いました。面白いなぁと思いながら、季語が台無しになっているなぁとも。
すでに慈雨さんが詳しくコメントしてくださっていますので繰り返しのようになることご容赦ください。

動物や植物等は、それが一番きれいとか増えるとかの季節が季語になっています。食用の動物や野菜・果物は、収穫期をベースに一番美味しいとか、脂が乗っているとか、とにかく最高の時季の季語となっています。
今はハウス栽培とか養殖とかで一年中出ていたりしますが、やはり旬というものはあります。
それに対して、「冷凍保存」はスーパーの商品としても、自分でするとしても、前述のような背景から、俳句にはそぐわないものだと言われています。同様に、佃煮や缶詰も微妙です。

御句、お気持ちはわかりますが、慈雨さんのおっしゃるように、いま、食卓に広がる鮮やかな緑の森のようなブロッコリーをお詠みになるといいのではと思いました。
ご理解いただけますようよろしくお願いします。

点数: 0

「花見ずに死にゆく父の髭をそる」の批評

添削した俳句: 花見ずに死にゆく父の髭をそる

めいさん、こんにちは。
御句および別のお詫び投句(?)拝読しました。
そしてなんとなく感じていたことをヒッチさんが先に言ってくださいました。
確かに花はまだ咲いていないとも読めますが、満開の桜の中で詠んでいらっしゃるようにも読めます。
ヒッチさんがおっしゃるように、この桜、見ることもなく逝ってしまったなぁと。
そうなると、現在形っぽい末尾の剃るをちょっと変えたいです。これもヒッチさんの後追いのようで恐縮ですが、「父の髭」で止める。

・咲き初めし花見ずに逝く父の髭

ただ、めいさんの気持ちの中で、義弟さんがお父さんの髭を剃ってくれたというのが感動のポイントかとは思います。それは句を分けて、

・花のもと父の遺体の髭を剃る

ああ、ごめんなさい、義弟さんまで入れられませんでした。
よろしくお願いします。

点数: 2

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